ベトナムにおける即戦力IT人材育成のための教育環境強化事業

2013年末になるが、JICAが草の根技術協力(地域経済活性化特別枠)として採択した事業の中に、”ベトナム・ハノイにおける即戦力IT人材育成のための教育環境強化事業”という、ICT4D(または、ICT for Education)と言える事業があった。

出典: JICA
採択した事業の概要紹介
地域活性化特別枠の説明

出典: (特非)札幌ITフロント
実施団体による事業紹介のページ

ベトナムはオフショア開発委託先としても日系IT企業も数多く進出ており、その意味では民間企業の活動との整合性が気になるところ。プロジェクトページを読む限り、”特定ツールや、ライブラリなどの技術に依存したことを教えるのではなく、概念レベルの理解まで昇華させること“(札幌ITフロント)と言われており、短期的なITのテクニックを教える目的ではなく、ICTの体系的な理解や応用力も含めて、底の深いICT4D人材を目指す模様。


シリア難民のICT雇用を創出するWorld Link

シリアで難民となったIT技術者に、日本から仕事を発注し雇用創出するWorld Link Projectの活動が朝日新聞デジタルに掲載されていた。アウトソーシングを国際協力に活用する取り組みである。

管理人は、シリアではないが今は紛争地となっているウクライナのIT会社とオフショア開発をしていたことがある。現地のIT技術者は、日本と遜色のない情報通信技術のレベルを持っているが、今はおそらく仕事ができる状態ではないことに心を痛めている。

先日管理人がICT4Dのロゴを作成したエジプトや、紛争地のシリア、ウクライナでも、安定した環境さえあればクラウドソーシングで仕事を受注することは可能なので、国際協力NGOやJICA青年海外協力隊の取り組みとしてこのよう活動はありえるのではなかろうか。

出典:朝日新聞DIGITAL 銀座で職を得た若きシリア難民

スキルさえあれば距離も国籍も関係なく作業委託と受託を結び付けられる、クラウドソーシング、クラウドワーキングの働き方を難民支援、国際協力に応用し、特化させたのがWorldLinkのシリア支援プロジェクトなのだ。