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元JOCV IT隊員大同窓会に参加して

2014年10月18日(土)に開催された、JICA青年海外協力隊の元IT隊員の大同窓会に参加してきました。元IT隊員を中心として、40〜50人程度は参加していたでしょうか? ライトニングトークあり、インタビューあり、盛況な会となりました。IT隊員は独立志向が強いのか、帰国後の隊員ネットワークは弱いので、今後もこういった集まりで繋がりを強めていきたいですね。

個人的にも、協力隊の同期IT隊員や、仕事関係の仲間とであえて、楽しい集まりとなりました。当日は映像技術の隊員が写真をとっており、Facebook等で限定公開されていますので、知り合いに参加した人がいれば見せてもらうことも可能です。

私もライトニングトークで、このICT4D Engineerのブログを宣伝させて頂きました。「IT技術者が国際協力の世界で職を探すのは大変ですよね」という話をしていたところ、かなりの皆さんが同じように思っていることを知りました。そして先日の、JICA沖縄の情報通信技術分野の専門嘱託募集のようにせっかく要請がでていても、気が付いていない人が多くいます。やはり、国際協力の世界でたまにしか出ない IT技術者向けの要請をまとめておくのは、一定程度需要はあるなと改めて思ったしだいです。


アジア開発銀行の東京アウトリーチミッションに参加

アジア開発銀行(ADB)では、スタッフ部門のひとつである情報システム部門の求人がしばしば出ています。管理人はフィリピンでJICA青年海外協力隊の一員として活動していた際、マニラでときどきADBの本部ビルのそばを通っていました。それもあり、ADBに興味をもっていたところ、ADBのアウトリーチミッションが2014年10月15日に東京で開催されるということで、参加してきました。アウトリーチミッションとは、平たく言えば出張就職説明会です。

ADBに就職を希望する人は、書類選考はありますが同時に面接も受けられるようになっていました。17の応募ポスト(カウンセラー、経済、教育、エネルギー、評価、財務管理、人事、投資、情報技術、調達、危機管理、セーフガード、社会保障開発、運輸、都市開発、水資源管理、水供給・衛生分野)があり、本部マニラの情報システム部門と思いますが情報技術の分野もポストがありました。

当日の参加者は、ADBによれば84名とのこと。説明会は、プレゼンテーション、質疑応答ふくめて、すべて英語で進行します。当日のプレゼンテーションスライドはslideshareで公開されていましたので、下記を参照してください。

国際協力、国際開発系の説明会は大体そうですが、プロジェクトやコンサルタントの説明はあっても、情報システム部門に言及されることはまずありません。ADBの説明会も情報システム部門の説明はなかったので、IT技術者は個別に先方の担当者を捕まえるしかありません。

管理人は現在の職場のプロジェクトが当分続いているので、応募することはできず、面接は受けていませんが、今後タイミングがあうことがあれば挑戦してみようかとも思います。ビジネスクラスの英語が求められるので、少し難しい感じではあります。

本題とは関係ありませんが、説明会当日に配布されたbrochureが斬新で、年次報告書等をいれたUSBデータ付きです。写真のとおり、カバーはなくてUSBの端子だけです。年次報告書他が格納されており、多くの情報量を渡すことには良い方法ですが、紙に比べてコストはどうなんでしょうね?

ADB Brochure

 


国際情報化協力センターがアジアICTセミナーを10/29(水)に開催

アジアのIT政策、事情に精通している、国際情報化協力センター(CICC)が、アセアン各国がIT政策とITプロジェクトを語る「経済・社会インフラにおけるITの利活用」会議を10月29日(水)に開催します。参加締切が10月24日(金)でショートノーティスとなりますが、アジアのIT事業に興味がある方は参加してみましょう。

CICCは、JICAがバングラデシュで実施している ITEEマネジメント能力向上プロジェクトにも技術専門家を派遣していたり、他にもアジアでさまざまな事業を展開しており、情報通信技術と国際協力の両方に通じた集団です。CICCの活動はまさにICT for Development(ICT4D)ですが、CICC自身は ICT4Dという言葉を使っていないのは残念なところ。

また、CICCは、アジアのIT政策、事情を1年に1度「アジア情報化レポート」という有料のレポートにまとめていますので、興味があれば購入してみるのも手です。管理人は、フィリピンでJICAの青年海外協力隊の活動をしている際、フィリピンのIT政策や、情報処理技術者試験のフィリピン版の情報、ITの統計データ等を得るため、CICCのレポートを購入して読んでいましたが、十分満足のいくものでしたのでお薦めできます。


JICA情報通信網更改の入札を見て

日本における援助機関は JICAであるが、公共サービスを行う独立行政法人であることから、一定の条件の元、JICAが調達する物品、役務等に対しては競争入札が行われている。

2014年9月末に公告された”JICA情報通信網の更改“(国契-14-062)という入札では、JICA本部や各国事務所を結んでいるJICA情報通信網の更新について説明がされている。

JICA情報通信網更改の調達仕様書を見ると、JICAはバックアップも含めれば5つのデータセンタを持ち、それらをJICA国際情報通信網とJICA国内情報通信網の2つのWAN回線で繋いでいることがわかる。

JICA Network Map
(
出典: JICA情報通信網更改調達仕様書)

今日の企業活動は情報通信技術(IT)無しには語れず、JICAといえども例外ではない。JICAといえば援助機関であり情報通信技術とはほど遠いところにいるイメージだが、各種援助業務を行う上で情報通信技術の利用は不可欠であり、多数の情報システムを稼働させている。

また、各国の約90の在外事務所とJICA本部を繋ぐだけでも大変だが、特に通信事情の悪い発展途上国との間で安定した通信を維持するのは難しい仕事である。

このようなデータセンタや情報通信網の構築は、入札に応じる通信会社やベンダー等が行うが、全体のグランドデザインやプロジェクト管理をする上で、情報通信技術やソフトウェア開発に精通した人材(IT技術者)が入札側にも求められる。

援助や国際協力というと、IT技術者が直接現場に出るケースは多くはないが、援助の現場を支える上でIT技術者が重要な役割を担っていることは確かである。


JOCV IT隊員大同窓会は10月18日(土)開催

先日記事にしたJOCV IT隊員の大同窓会の締め切りは、2014年10月3日でしたが、定員に若干余裕があるので飛び入り参加もできるそうです。

申し込みを忘れた方、休暇予定が空いた方等、興味のある方はぜひ参加しましょう。10月18日(土)が開催日です。

以下は、開催メールから一部抜粋です。隊員OVなら興味が惹かれませんか?


≪ドレスコードについて≫
JOCVジャケット&バッジ、隊次Tシャツ、民族衣装、コスプレ等、なんでもOK

≪任国思い出写真(何枚でも)&一言を募集いたします!!≫
当日会場でみんなの思い出スライドショーを流します。

≪PRタイム≫
当日、求職・求人・個人の活動・仲間募集等についてのPR時間を設けます。


IT隊員大同窓会の告知文ですが、青年海外協力協会(JOCA)の掲示板にも掲載されていました。隊員OVでもJOCAの掲示板をまめにチェックしている人はなかなかいないと思いますが、たまには見てみましょう。

 


JICA沖縄が情報通信技術分野の専門嘱託を募集

JICA沖縄で、IT分野の受け入れ研修にかかる専門嘱託が募集されています。実際の研修を行う人ではなく、研修を立案、コーディネートする人の募集です。詳しくは、JICAの国際協力キャリア総合情報サイトPARTNERの、専門嘱託(情報通信技術分野)募集を参照してください。

沖縄県で、JICA沖縄が実施するIT分野の研修事業全般に関わる要請です。「企業・官公庁・団体等における職務経験が5年以上あること。特に、システム開発等の情報通信分野の業務経験と、国際協力に関わる実務経験があること 」が望ましいとのことです。

同じ情報ですが、JICA沖縄の人材募集のページにも募集内容が掲載されています。JICA沖縄の、発展途上国からの人材受け入れ研修についてはJICA沖縄の研修事業紹介ページを参照するのが良いでしょう。

2014年度の情報通信分野の研修では、e-Governmentや情報通信政策、ICTセンター関連等の研修が予定されていますね。まさに、発展途上国のICT for Development(ICT4D)を強化する人材育成と言えるでしょう。

青年海外協力隊経験歓迎となっていますので、任期を終え帰国した、ICT4Dを志すコンピュータ技術隊員やPCインストラクター隊員は応募を検討してみたらいかがでしょうか?