カテゴリー別アーカイブ: 情報通信技術

JICA情報通信網更改の入札を見て

日本における援助機関は JICAであるが、公共サービスを行う独立行政法人であることから、一定の条件の元、JICAが調達する物品、役務等に対しては競争入札が行われている。

2014年9月末に公告された”JICA情報通信網の更改“(国契-14-062)という入札では、JICA本部や各国事務所を結んでいるJICA情報通信網の更新について説明がされている。

JICA情報通信網更改の調達仕様書を見ると、JICAはバックアップも含めれば5つのデータセンタを持ち、それらをJICA国際情報通信網とJICA国内情報通信網の2つのWAN回線で繋いでいることがわかる。

JICA Network Map
(
出典: JICA情報通信網更改調達仕様書)

今日の企業活動は情報通信技術(IT)無しには語れず、JICAといえども例外ではない。JICAといえば援助機関であり情報通信技術とはほど遠いところにいるイメージだが、各種援助業務を行う上で情報通信技術の利用は不可欠であり、多数の情報システムを稼働させている。

また、各国の約90の在外事務所とJICA本部を繋ぐだけでも大変だが、特に通信事情の悪い発展途上国との間で安定した通信を維持するのは難しい仕事である。

このようなデータセンタや情報通信網の構築は、入札に応じる通信会社やベンダー等が行うが、全体のグランドデザインやプロジェクト管理をする上で、情報通信技術やソフトウェア開発に精通した人材(IT技術者)が入札側にも求められる。

援助や国際協力というと、IT技術者が直接現場に出るケースは多くはないが、援助の現場を支える上でIT技術者が重要な役割を担っていることは確かである。


記事を書き始めてから3ヶ月

2014年6月下旬から ICT4D Engineersのブログを書き始め、概ね3ヶ月。1週間に2回ほどの記事を書きながら、どうにか3ヶ月続けることができました。

最初の1~2ヶ月は更新しても1日10ページビュー以下でしたが、最近は記事を更新した日は40~50ページビュー/日ほどアクセスがあり、ありがたく思っています。

3ヶ月の間に、Googleハネムーン、Googleエージングフィルターを経て、最近では、“ICT4D”でGoogle検索をすると10~30位くらいにICT4D Engineersが出てきます。もちろん、パーソナライズド検索の影響は排除しての順位です。

まだまだ順位が安定していませんが、被リンクなしにサイト内部の対策だけでも上位にあがっています。それだけ、日本でICT4DをキーワードにブログやWWWサイトを構築している人が少ないということでもあるかも。ちなみに、”ICT4D”で検索するとICT4D Engineersは上位にあがってきますが、”ICT for Development”では上位に表示されません。そちらはキーワードとして対策をしていないから。

このサイトは、WordPressで作成しています。Wordpressでブログを作成するのは簡単なので、ぜひ国際協力の現場にいる人にはもっともっとブログを書いて、現場からの情報発信をしていって欲しいと思っています。特に、JICAの青年海外協力隊の隊員は現地で活動中にぜひ草の根の情報や、現地の生の声を発信してほしいと願います。

この3ヶ月、ほぼ毎日Wordpressの設定をどこかしらいじっていましたが、概ねサイトはできあがってきたので、これからはより記事の内容と品質に注力していきたいと思います。読者は少ないですが、これからも、引き続きよろしくお願いいたします。

以下、メモがてらサイトの情報と、やり残しているTo Doリスト。

サイトの情報

  • サーバ: さくらのレンタルサーバ
  • ドメイン: 独自ドメイン
  • CMS: Wordpress
  • テーマ: Twenty Fourteen

To Doリスト

  • ぱんくずリストをレスポンシブデザインにする。携帯でICT4D Engineersを見たときは、ぱんくずリストを非表示にするべき。
  • サイトトップの画像の横幅が間違えている(足りない)ので適切なサイズに変更する。
  • 表示高速化のため、Wordpressのプラグイン、Head Cleanerを導入する。現在、Googleアナリスティクスで見るとページのダウンロード時間は概ね1秒以下なので、ダウンロード時間がこれ以上悪化してくるようなら。
  • 他のICT4DをテーマとしたサイトのRSS情報をICT4Dニュースとして表示する。サイト構築当初RSSフィードを表示していたが、Google検索がRSSフィードの内容まで拾ってしまい、ICT4D以外の関係ないキーワードがGoogleアナリスティックスの上位コンテンツキーワードとして認識するようになったのでRSSフィードの表示を中止。RSSフィードの表示方法を要検討。
  • Googleピンバッチを現在表示しているが、今後も表示させるか要検討。2014年9月で、GoogleがGoogle Authorshipを中止したので、Googleピンバッチを設置する意味はあまりないかも。
  • Googleアナリスティックスの構造化データで、固定ページに”authorがありません”と”updatedがありません”というエラーが出ている。Wordpressのテーマが対応するまで放置?
  • プラグインのlazy loadがInternet Explorer 8でエラーを吐くのでその対処
  • 外部リンクのページを更新する。
  • カテゴリーページに、それぞれのカテゴリーの分類説明を入れる。

Googleハネムーン
ブログなどのサイトを公開した直後、一時的にGoogle検索の上位に表示される現象。サイト公開直後は、Googleのクロールが一時的に頻繁に行われるため、上位表示されると言われている。ICT4D Engineersの場合、一時的に最高で検索順位8位に表示された。

Googleエイジングフィルター
Googleハネムーン後、数ヶ月~半年程度、Googleがサイトの評価を固めるまで、一時的に検索順位が下がると言われている。ICT4D Engineersの場合、約1ヶ月ほど100位以下に沈み、その後10~30位くらいに戻っている。


シリア難民のICT雇用を創出するWorld Link

シリアで難民となったIT技術者に、日本から仕事を発注し雇用創出するWorld Link Projectの活動が朝日新聞デジタルに掲載されていた。アウトソーシングを国際協力に活用する取り組みである。

管理人は、シリアではないが今は紛争地となっているウクライナのIT会社とオフショア開発をしていたことがある。現地のIT技術者は、日本と遜色のない情報通信技術のレベルを持っているが、今はおそらく仕事ができる状態ではないことに心を痛めている。

先日管理人がICT4Dのロゴを作成したエジプトや、紛争地のシリア、ウクライナでも、安定した環境さえあればクラウドソーシングで仕事を受注することは可能なので、国際協力NGOやJICA青年海外協力隊の取り組みとしてこのよう活動はありえるのではなかろうか。

出典:朝日新聞DIGITAL 銀座で職を得た若きシリア難民

スキルさえあれば距離も国籍も関係なく作業委託と受託を結び付けられる、クラウドソーシング、クラウドワーキングの働き方を難民支援、国際協力に応用し、特化させたのがWorldLinkのシリア支援プロジェクトなのだ。


訪日外国人のICT利用環境整備を総務省が発表

2020年の東京オリンピックに向けて、訪日外国人の ICT利用環境を改善する「 SAQ^2(サクサク) JAPAN Project」の推進を総務省が発表。

出典:総務省

総務省は、訪日外国人が我が国の世界最高水準のICTを「サクサク」利用できるよう、選べて(Selectable)、使いやすく(Accessible)、高品質な(Quality)、ICT利用環境を実現することを目指したアクションプランとして、「SAQ2サクサク JAPAN Project 」を取りまとめましたので、公表します。

具体的には、今後以下のような政策に取り組んでいく模様。

  1. 無料Wi-Fiの整備促進と利用円滑化
  2. 国内発行SIMへの差替え等によるスマートフォン・携帯電話利用の円滑化
  3. 国際ローミング料金の低廉化
  4. 「言葉の壁」をなくす「グローバルコミュニケーション計画」の推進

国際協力というと、日本人が海外に出て事業やボランティアをするイメージが強いと思うが、日本国内で訪日外国人を支援するのも立派な国際協力でありICT4D。このようなプロジェクトはどんどん増えて欲しいと思う。


クラウドソーシングでICT4Dロゴ作成(後編)

oDeskで募集したロゴ作成は、エジプト在住のエンジニアに$7で発注した。

彼を選んだ理由は、過去何回かロゴ作成をした経験があるのと、oDesk上での評価が高かったから。

管理人はJICAの青年海外協力隊の一員として2年間フィリピンで活動した経験があるので、フィリピンのエンジニアに依頼しようと思っていたがフィリピンからの応募は無し。残念である。

oDeskで数度メッセージのやり取りをした後、プロジェクトを開始。約1週間後、ドラフト版が数点あがってきたので、この中から候補を絞り、さらに何度かコメントをいれて最終版を作成した。

出来上がったロゴは以下の通り。本業のデザイナーさんのロゴに比べるとシンプルな感じは否めないが、がんばってくれたと思う。ロゴは、白い球で国際協力の世界を、3個の三日月で国際協力をとりまく Information、Communication、Technologyを表しているつもり。

ict4d-logo-icon

クラウドソーシングは初めての利用だが、特にトラブルもなく、支払もクレジットカードでスムーズにできた。今回は簡単な仕事を発注したが、今後はもう少し複雑な仕事を依頼したいと思う。


クラウドソーシングでICT4Dロゴ作成(前編)

そろそろ、このブログにキャッチーなロゴをつけたい。

とはいえ、自分でロゴのゴデザインができるわけでもなく、クラウドソーシングでロゴ作成ができるエンジニアを探すことにした。

ICT4Dの趣旨に則り、日本国内のクラウドソーシングサービスではなく、海外の、それも発展途上国のエンジニアが多く参加していそうなクラウドソーシングサイトを利用した。

oDesk
https://www.odesk.com/

oDeskは有名なクラウドソーシングサイトで、時給制や固定給で海外のフリーランサーのエンジニアに仕事を頼める。ロゴ作成だけでも、個人ブログのロゴ作成から本格的な大学のロゴ作成まで、さまざまな募集が出ている。

私の場合は、$10の固定給で、180x180pxと300x100pxの2つの異なるサイズのロゴをデザインする仕事としてフリーランサーを募集してみた。

10$は、日本では約1,000円ほどの価値だが、途上国の物価では数倍~10倍の実質的な価値がある。

募集から数日、インドやスリランカ、ボスニアヘルツェゴビナ等から6名の応募があった。この中から一人を選んで、ロゴの作成を依頼したいと思う。(続編へ続く)