カテゴリー別アーカイブ: ICT4D研究

世銀がビックデータxIoTのセミナーを開催

世銀本部で、ビッグデータとIoTのセミナーが開催されます。開催は日本時間で4月16日(木)午前2時~3時30分。ドローンやマイクロ衛星と言っているので、IT技術者としては見ておきたいところだけど、何しろ日本時間の深夜だからなぁ。
出典:世界銀行

【世界銀行ライブ:より強靭な未来のためのビッグデータ】開発におけるリスク回避や強靭性の向上に関する政策決定を行う際、ビッグデータや「モノのインターネット」化をどのように取り入れていくかについて議論します。また、データビジュアライゼーション…

国際情報化協力センターがアジアICTセミナーを10/29(水)に開催

アジアのIT政策、事情に精通している、国際情報化協力センター(CICC)が、アセアン各国がIT政策とITプロジェクトを語る「経済・社会インフラにおけるITの利活用」会議を10月29日(水)に開催します。参加締切が10月24日(金)でショートノーティスとなりますが、アジアのIT事業に興味がある方は参加してみましょう。

CICCは、JICAがバングラデシュで実施している ITEEマネジメント能力向上プロジェクトにも技術専門家を派遣していたり、他にもアジアでさまざまな事業を展開しており、情報通信技術と国際協力の両方に通じた集団です。CICCの活動はまさにICT for Development(ICT4D)ですが、CICC自身は ICT4Dという言葉を使っていないのは残念なところ。

また、CICCは、アジアのIT政策、事情を1年に1度「アジア情報化レポート」という有料のレポートにまとめていますので、興味があれば購入してみるのも手です。管理人は、フィリピンでJICAの青年海外協力隊の活動をしている際、フィリピンのIT政策や、情報処理技術者試験のフィリピン版の情報、ITの統計データ等を得るため、CICCのレポートを購入して読んでいましたが、十分満足のいくものでしたのでお薦めできます。


九州大学でICT4D(ICT for Development)講演会が開催(9/24)

九州大学決断科学大学院プログラムのWWWページに告知がでていますが、2014年9月24日(水)に九州大学箱崎キャンパスで、ICT4Dのそのものずばり、ICT for Developmentの講演会が開催されます。「 Community Informaticsの父と呼ばれるMichael Gurstein による講演会です。奮ってご参加下さい」とのこと。

管理人は東京在住で仕事があり残念ながら九州まで往復できませんが、九州近郊の方はぜひ足を運ばれてはいかがでしょうか?近頃、ICT4Dそのものの講演は日本国内で開催されていないので、大変貴重な機会です。管理人はいけないのが残念でたまらないので、録画を残さないか、せめて資料だけでも頂けないか等、九州大学に問い合わせてみようと思っています。

講演者のMichael Gursteinは、Community Informaticsの権威とのことですが、管理人はCommunity Informaticsの分野には詳しくないので、時間をみつけて調べてみます。

(2014年10月13日追記)
九州大学ICT4D講演会のプレゼンテーションスライドは、九州大学のxTURPのサイトで公開されています。


日本情報処理国際連合IFIPのICT4D分野について

コンピュータサイエンス系の学生がよくお世話になる学会に情報処理学会があり、この情報処理学会は日本情報処理国際連合(IFIP: International Federation for Information Processing)という国際機関に加盟している。

日本情報処理国際連合は、1960年にユネスコの後援で設立された国際機関で、50以上の国や地域からIT系の学術団体が参加している。設立の目的は、情報処理技術の国際的な発展と途上国支援の2つである。

ICT4Dは、Development側の学術団体で議論されることが多いが、日本情報処理国際連合のようにICTの側からDevelopmentを議論する場は非常に珍しい。

日本情報処理国際連合は、14の技術委員会(TC: Technical Committee)で各テーマを検討しており、TC1~TC14の中でTC9がICT4Dを研究する”ICT and Society”技術委員会となる。

TC9は、さらに 10個の Working Groupと呼ばれる作業部会から構成されており、ICT4Dに関わる各テーマを議論している。特に、WG 9.10 “ICT Uses in Peace and War”は、アラブの春など、紛争地域におけるICTの役割が重要になっていることから新設されたWGで、時代に則した検討が行われている。

Working Groups/Special Interest Groups:
WG 9.1: Computers and Work
WG 9.2: Social Accountability and Computing
SIG 9.2.2: Special Interest Group on Framework on Ethics of Computing
WG 9.3: Home Oriented Informatics and Telematics
WG 9.4: Social Implications of Computers in Developing Countries
WG 9.5: Virtuality and Society
WG 9.6: Information Technology: Misuse and The Law
WG 9.7: History of Computing
WG 9.8: Gender Diversity and ICT
WG 9.9: ICT and Sustainable Development
WG 9.10: ICT Uses in Peace and War

ICTを利用した発展途上国の社会開発という、狭義のICT4Dの意味では、WG9.4が該当する。WG9.4は、ICT4Dの権威、マンチェスター大学のRichard Heeks教授もメンバーとして加わっており、活発な活動が行われている。ICT4Dとしてはまず WG9.4を押さえるべきだろう。

以下に、関連するURLを記載しておく。

  1. 日本情報処理国際連合
  2. 日本情報処理国際連合 TC9 Working Group一覧
  3. 日本情報処理国際連合 WG9.4 WWWサイト
  4. 情報処理学会IFIP委員会

ICT4Dのグーグルトレンド検索結果

このブログは国際協力における情報通信技術の活用(ICT4D)をテーマにしているが、果たして世間ではどのくらいICT4Dが認知されているか見るため、Googleトレンドにかけてみた。

Googleトレンドは、ピーク時の検索総数を100として、一定期間の検索量を0~100であらわしたものである。検索数の絶対量はわからないが、時系列で検索数の増減がわかる。

出典: Googleトレンド

グラフを見る限りあまりぱっとしない結果で、検索数が増えるわけでもなく、一部の人は使う(検索する)のみにとどまるといったところか。

ただし、日本におけるICT4Dの大家、ICT for Development.JPによれば、ICT4Dの研究数は増えているとのこと。

出典: ICT for Development.JP

1999年と2008年のICT4D関連の研究数(学術誌で出版されたもの)を比較すると、2008年は1999年の2000%(20倍)以上の数になる

両結果から見ると、研究者以外の一般への浸透が今後の課題といえるだろう。先日の記事の通り、ポストMDGsで行われているICT for Developmentの議論の中で ICT4Dの認知度が進むことを期待したい。

上記Googleのグラフは世界全体を対象にした検索結果で、対象地域を日本に 限定すると検索ボリュームが足りなくグラフ表示ができなくなる。日本でのICT4Dの認知度はまだまだ。


神戸情報大学院大学ICT4Dコース出願受付中

日本国内では唯一、ICT4Dの専門コースを持っている、神戸情報大学院大学(KIC)の修士コースで出願が始まっています。

今年二回目で、出願期間は 2014年8月11日(月)〜8月25日(月)となります。修士号をまだ持っていないIT技術者は検討しましょう。

引用元: 神戸情報大学院大学
http://ict4d.kic.ac.jp/

途上国という環境には、さまざまな社会問題が存在します。そうした社会課題の解決にICTを活用するICT4Dという考え方が注目されています。本コースでは、これまでにJICA等で途上国開発に関わってきた専門家とICTの研究や実務の最前線に携わってきた専門家によって、方法論から問題解決手法そして技術を交えた実践までを学びます。

これは修士コースですが、国内の大学院で ICT4Dを専門にした博士コースを開催しているところはまだありません。修士号はもっている管理人は、どこかの大学がICT4Dの博士コースを早く始めてくれないかと思っています。