カテゴリー別アーカイブ: 国際協力

JICAインターン募集開始

残念ながらITとは直接関係がありませんが、国際協力機構JICAでインターンの募集が始まっています。応募締切は5月7日(木)。JICAのプロジェクトの現場にインターンできる大変珍しいインターンなので、国際協力、国際協力にに関心のある学生の方はぜひ応募をご検討ください。学生ではない、医療職(医師、看護師、助産師、保健師)を対象としたインターンもあります。

JICAプレスリリース:

2015年度JICAインターンシップ・プログラムの募集を開始しました。大学生、大学院生、医療職(医師、看護師、助産師、保健師)を対象に募集します。是非、ご応募ください!


国境なき医師団がR&D Specialistを募集

ICTとは直接関係ありませんが、JICAの求人情報サイトPARTNERに出ていた、国境なき医師団のR&D Specialist募集が面白い。研究職の募集ですが、研究対象は 3Dプリンター、ロボット工学、無人航空機等。既に締め切られている募集です。

一見、医療とは関係なさそうな最先端技術の名前が並んでいますが、「感染症拡大と戦うドローン」というような話もあり、実は案外研究が進んでいるのかもしれません。

他の援助組織も、最先端技術の利用を真剣に考えないと、あっという間に世界の潮流からおいていかれそう。

以下、PARTNERから引用です。

<目的>
研究開発スペシャリストは人道援助のロジスティクスに資する日中韓の市場機会を捉え、援助活動の要求に即した技術・ロジスティクスプロジェクトを運営する。当該プロジェクトの成果は、活動地の状況に応じて調整され、妥当性も検証・確認し技術ソリューションに結びつけられる。

<主な業務内容>
1.(15%)日本の産業界・研究機関の太陽エネルギー・3D印刷・ロボット工学・無人航空機分野の技術動向を俯瞰的に調査・観察する。
2.(70%)太陽エネルギー・コールドチェーン・3D印刷・ロボット工学・無人航空機分野の新規の機器・仕様・技術の研究開発。


国際開発機構FASIDが国際開発入門コースの受講生を募集

10月~11月の毎週土曜日に国際開発機構FASIDで国際開発入門コースが開催され、国際開発、国際協力の講義が行われます。関西での国際開発入門コースの開講に続いて、今年2度目の募集です。「将来、国際開発協力事業に携わることを希望している社会人」はぜひ応募しましょう。

今となっては笑い話ですが、以前、国際開発入門コースに私が応募した際は、事務局からすぐ連絡を頂いて、「ITとは全く関係のない分野の講座ですが問題ありませんか?」と確認を頂いたものです。7~8年前の当時は、国際協力の分野でIT技術者を見ることはまずありませんでしたから、それほどIT技術者が応募するのが珍しかったのでしょう。

近年は国際協力分野での情報通信技術の利活用の高まりから、ようやくIT技術者がいても違和感がなくなってきた気がします。時代はIT技術者に追い風ですよ?

その後、私がJICA青年海外協力隊の隊員としてフィリピンで活動していた際は、後年のFASIDの国際協力入門コースの海外スタディツアーを現地で迎えたりと、何かと縁のある団体となっています。

私は、当分国際協力の分野に関わる予定ですし、国際開発入門コースの卒業生として、今後も何かしらの形でFASIDと協力できないかと思っています。


JICAボランティア秋募集に通信インフラ職種が初登場

JICAの青年海外協力隊及び、シニア海外ボランティアの、2014年度秋募集の情報が公開されています。

募集期間は2014年10月1日〜11月4日ですが、募集情報の公開や体験会の開催は始まっていますので、興味のある方はJICAの募集ページを見てみましょう。

管理人もJICA青年海外協力隊の経験者です。過去、情報収集目的で説明会に参加したはずが、会場で頂いた募集要項を見て応募、参加してしまいました。協力隊事業を知っているけど参加をためらっている方は、説明会に参加すると、一歩を踏み出す気になると思います。

IT技術者の大多数は、職種名が”コンピュータ技術”または”PCインストラクター”に応募することになります。この2職種に加えて、今年の秋募集からIT系の職種として“通信インフラ”という新しい職種が増えています。要請の内容は、パラオの通信公社プラント・エンジニアリング部の要請と、サモアの気象局です。

IT技術者は、この新しい”通信インフラ”職種に大注目です。

どちらの要請も、大規模通信インフラの運用、管理に関わる要請です。最近の通信インフラは汎用のOSで作られていますので、IT技術者が担当するべき分野になっています。先日のミャンマーの情報通信網整備のように、ODAの中でも通信インフラの整備は行われていますし、導入したインフラの運用、管理は必然なので、今後の通信インフラの要請の拡大に期待大です。

管理人は、日本国内外で通信事業者向けのSEを10年以上経験していますので、どちらの要請の内容もよくわかるのですが、大規模ミッションクリティカルなシステムの安定稼働はなかなか難しく、日本のお家芸である安定運用、高信頼性が求められます。日本のIT技術者の出番です!


ベトナムにおける即戦力IT人材育成のための教育環境強化事業

2013年末になるが、JICAが草の根技術協力(地域経済活性化特別枠)として採択した事業の中に、”ベトナム・ハノイにおける即戦力IT人材育成のための教育環境強化事業”という、ICT4D(または、ICT for Education)と言える事業があった。

出典: JICA
採択した事業の概要紹介
地域活性化特別枠の説明

出典: (特非)札幌ITフロント
実施団体による事業紹介のページ

ベトナムはオフショア開発委託先としても日系IT企業も数多く進出ており、その意味では民間企業の活動との整合性が気になるところ。プロジェクトページを読む限り、”特定ツールや、ライブラリなどの技術に依存したことを教えるのではなく、概念レベルの理解まで昇華させること“(札幌ITフロント)と言われており、短期的なITのテクニックを教える目的ではなく、ICTの体系的な理解や応用力も含めて、底の深いICT4D人材を目指す模様。


ミャンマー情報通信網改善計画に外務省が円借款供与へ

外務省から、ミャンマーの情報通網改善のための円借款供与について発表があった。平成24年度に実施した”通信網緊急改善計画”の円借款約17億円に引き続く、情報通信技術分野の円借款である。

ODAの円借款というのは、日本政府から発展途上国政府へ低金利、長期間の貸付を行う制度。一般的には、発展途上国は借り入れた資金でインフラを整備し経済を発展させ、借入金を返却する。

日本も戦後は、世界銀行から資金を借入れ、新幹線等の建設を行っていたことは記憶に残るところである。

本案件は、ICT4Dの中ではICTインフラ整備の位置づけとなる。経済活動に情報通信技術が不可欠な現代では通信インフラの整備も重要であろう。

出典:外務省 ミャンマーに対する円借款の供与について(事前通報)

■対象案件及び供与限度額
通信網改善計画 : 105億円

■対象案件の概要
ヤンゴン、ネピードー、マンダレーの主要3都市間の基幹通信網や国際関門局の強化、ヤンゴン市内通信網拡充及びインターネット接続環境の改善を図るもの。