Googleがアフリカで提供するSMSサービスとは

Africa gatheringに、Googleがウガンダで新しくSMS(携帯のメッセージ)サービスを開始したという記事を発見。

GoogleがGrameen Applabや Ken Banks of Kiwanja.net 、そして MTN(サブサハラ・アフリカで最大手のモバイル会社らしい)と協力して、SMSサービスを開始したという。サービス内容は、SMSでの情報提供だが、その情報は、医療、農業、地域の天気予報、ニュース、スポーツと多岐にわたる。そして、サービスのなかには、「売り手」と「買い手」をマッチングさせる場を提供するものもあり、そこでは、中古車から穀物や家畜、そして仕事などがやりとりされる。また、別のサービスでは、ユーザーが質問をテキストで送ると、その質問の回答が送られてくるというWebでいう検索機能に近いものも含まれている。(詳しくは、Google Africa BlogGoogle Blogで読めます)

アフリカは携帯電話普及率の上昇スピードは世界一、そして既に3人に1人は携帯をもっているという。インターネット普及率の6倍の普及率を誇る携帯電話を活用したSMSサービスは、まさにアフリカにピッタリなのかも。うーん、これからは携帯がアツイ!

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コメント

  1. Cres より:

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090630-00000003-cwj-mobi

    これの事ですねー
    OLPCとは違った視点で現実的なサービスの一つだと思います

    色んな試みがありますけど
    どれでもいいから効果が上がって欲しいですね
    ウチの活動も少しは手助けになればいいんですが・・・

  2. tomonarit より:

    携帯の普及率ってのは、凄いですね。
    先日、日経新聞を見ていたら、インドの携帯加入者数世界2位の4億1525万件だとか。この1年間の加入が1億3700万件で、1年で日本の加入総数を上回る数らしい。
    そもそも人口が多いっていう点はあるけれど、農村部での携帯普及が加入者数を牽引していると書いてありました。
    ますます、携帯を利用したサービスは可能性が広がりそう。

  3. […] 最近、ウガンダのモバイルSMSサービスとか、Google Booksにスワヒリ語も登場するなど、アフリカでのネット上のサービス向上を耳にする機会が増えてきた気がします。そういえば、もう4,5年まえにエチオピアにいたとき、Windowsのエチオピア語(アムハラ語)版が開発されているとかいう噂を聞いたが、その後、どうなったのだろうか? […]

  4. […] これは、音声データのデータベースからユーザーの欲しい情報を選んで提供する仕組みだ。インターネットが利用できないユーザーでも、携帯電話があればこのサービスが使えるという点で、より貧困層や田舎に住む人々の情報収集を手助けするサービスである。実際に自分自身が使ってないので確かではないが、Freedom Foneの電話番号に電話すると、音声案内が流れ、「保健医療に関する情報は1を、農業・天候に関する情報は2を、選挙に関する情報は3を、・・・・押して下さい」みたいな選択肢があり、希望する番号を押すことで、該当する内容の情報が音声で得られるというものだ。 携帯をつかった情報提供というと、携帯のテキスト(SMS)をつかったサービスもあるが、SMSでは字数制限がある(160文字)。音声のやりとりなら字数制限がなく、且つ、現地語での情報収集が可能な利点がある。実際、Freedom Foneはスワヒリ語対応している。 […]

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