Google がケニアでGoogle Mapsを使ってのサービスを拡大しているという記事がGoogle Africa Blogに記載されていた。Google Mapsをケニアのドメインで見られるようにし、Google Local Businessのサービスも使えるようになった。
さらに、Google Map Makerを利用した地図の作成。Google Map Makerはユーザがそれぞれ地図に道路を書いたり、建物を追記したりが出来るツール。その地域に詳しい人が書き込めば、より詳細な地図が出来上がる。地図のWikiみたいなものだ。このツールを用いてケニア人ユーザが地図つくりに参加して、ナイロビ近辺のA地点からB地点までのドライブ道なんてものも見れるようになっている。
アフリカでは正確な地図がない地域が多い。このようなユーザ参加型で地図を作成していくというのは新しい試みで面白い。もちろん信憑性は100%とはいえないけれど。
そして、ふと思い出したのがインドのバンガロールへ行った時のこと。タクシー運転手に行き先を告げて、価格交渉して、スタートしたにもかかわらず行き先に着けず長時間迷った。その訪問はインドのe-Governmentについて話を聞いたりするためのものだったが、「e-Governmentの前にタクシー会社がGIS、GPSを導入すべきだな」なんて冗談を言っていたら、友人から「だが、インド人タクシー運転手の多くは地図の見方がわからないのではないか?」と言われた。うーむ、おそらくその通りだ。だから町にも地図の看板が殆どないのだろう。。。エチオピア人も地図読める人は少なかったし。
となると、ケニア人は地図が結構読めるのだろうか?地図のサービスが利用されるのだろうか?という疑問が。でも、おそらく、インドでもエチオピアでも、「地図がない」から「地図が読めない」のであって、「地図が読めない」から「地図がない」わけではなかろう。Google Mapsのサービスを利用するケニア人はまだ少ないかもしれないけれど、きっと、地図があれば、地図を読めるようになって、地図を利用するんだろうなぁと思う。
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