Nokia、フィンランド、infoDevのパートナーシップ

 久しぶりの投稿のTomonariです。引越しやら仕事が変わるやらで、ドタバタしてました。。。
 InfoDevのWebサイトに、ノキアとフィンランド政府と共に、11,900,000ユーロ(約14.5億円)のプログラムが開始されるという記事がありました。この3者のパートナーシップは、携帯電話を途上国(アフリカ、アジア、欧州・中央アジアの3地域)の開発に活用していくということをテーマにして発足。主な計画は以下の通り。

  • 3地域に携帯電話アプリケーション開発の研究所を設立し、各研究所で10個のアプリを開発する
  • 3地域に、携帯電話、起業、各種産業の情報交換の場としてのソーシャル・ネットワークを構築する
  • モザンビーク、タンザニア、ベトナム、カンボジア等の国々で、農業とICT分野における小規模ビジネスの育成促進、技術的支援を行う
  • ベトナム、カンボジアにおける女性企業家の市場競争力の強化を支援する
  • 欧州・中央アジアにおいて、国境を跨いだインフラ整備や民官連携を促進させる
  • 第四回InfoDevグローバルフォーラム(2011年)の開催
  • 農業や村落開発におけるICT活用のための資料やツールを作成する

 盛り沢山な内容ですね。携帯電話と途上国開発を見事にビジネスとしているノキア。そして、それをサポートするフィンランド政府。以前、このブログでも紹介した、中国の通信業者ZTEと資源外交でアフリカに進出する中国政府をふと思い出しました。途上国開発、BOP、民官連携ってのは、切っても切れない関係になって来た感がありますが、特にICT4D分野では顕著な傾向になってますね。

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コメント

  1. […] ノキアはこれまでにも、インドのテキスタイル産業において携帯電話利用による効率化・生産性向上を目指すプロジェクトや農民に携帯電話を通じて作物の市場価格等の情報提供サービスなどを実施している。自転車で携帯電話の充電ができる機器の販売や、InfoDevとのコラボなど、ノキアはかなり新興市場開拓へ積極的に取り組んでいる。この取り組みが、3年後とか5年後にどういう結果になるのだろうか。 […]

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