ICT4Dセミナー@JICA関西を終えて

教育・人間開発

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14日にJICA関西でICT4Dに関するセミナーにて登壇させて頂きました。ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました!そして、話が長くなってしまい最後の質疑応答時間を食ってしまい、申し訳ありませんでした・・・。ご参加された方で時間がなくて質問出来なかった方がいれば、遠慮なくブログを通じてご質問下さい。

どんな話をするのが良いか?と悩んだあげく、この様なセミナーに足を運んでくれる方々は、将来ICT4Dプロジェクトを立ち上げたいとか、携わりたいという考えを持っている方達だろうと考え、その時に少しでもお役に立つような話が出来れば・・・、と思い敢えてメリットよりも課題にフォーカスした内容にしてみました。

終わってみて、受けたかどうかは微妙だったかなぁ(もっとICT4Dの良い面をアピールするほうがポジティブで良かったかなぁ・・・)と思いつつも、プレゼン資料をslideshareに掲載してみました。お時間ある方は是非、見てみて下さい。

そして、今回一緒に発表されたe-Educationの牧浦さんのパワフルなプレゼンに感心するとともに、神戸情報大学院大学の炭谷学長の落ち着いたプレゼンも非常に勉強になりました。また、この様なイベントが出来たら良いなと思います。

 
 
 

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コメント

  1. […] ICT4Dセミナー@JICA関西を終えて | ICT for Development.JP […]

  2. Ozaki Yuji より:

    ご呈示のプレゼン資料、ネタとオチがセットになっているのが面白いですね。割とFAQっぽいコトなんでしょうけど、上流工程でこういうツボを押さえておくと、下流工程で泣く人が確実に減りそうです(下流から上流へ出すプロポーザルの中でこんな表現してしまうと刺されそうですが….あはは)。

    思いつきがそのまま下流工程に流れていった時の典型的パターンを以下に。往々にして、組織的立場を利用して先に不毛な議論をしかけた側が常に有利になってしまう状況を生みます(技術系の3Kや12Kを発生させる理由の一つでもあります)。

    パターン1:
    「都合の悪いことはITで全部解決だ!!!」 → そりゃーちょっと無理でしょうに → 「ではどこが間違いなのか論理的に説明しろ」→多重的かつ膨大な思い込みや間違いなので説明には途方もない労力が必要 → 時間切れギブアップ → 「やはり答えられないな。俺が正しいからだ」→ 不毛な計画が実装ステージへ → 悲しい事態

    パターン2:
    「都合の悪いことはITで全部解決だ!!!」→ なぜITで解決できると考えたんですか? →「俺は知らない。お客様もそう言っているし、コマゴマしていることはオタクのお前が考えることだ!」→ そもそも知らないのになぜできると考えたのですか →「お前は否定的表現を使いすぎる。売り上げのことも考えろ。仕事を作ってやってるんだから有り難く受け取れやボケ(日経にできるって書いてあったしー)」→不毛な計画が実装ステージへ → 悲しい事態

    付随ネタ:「間違いピラミッド」でWeb検索。レトリック的に言えば「消極的事実の証明の困難さ」の濫用とも。

    • tomonarit より:

      Ozakiさん
      コメントありがとうございます。ICT=Solutionじゃないよってことを伝えたいと思い、このようなプレゼン内容にして見ました。これから、ICT4Dに携わる若い方達に、「不毛な計画が実装ステージへ → 悲しい事態」とならないように気をつける視点を持って貰えれば、と。でも、あまりネガティブな感じで終わるのが嫌だったので、最後にICT4Dの可能性として前向きな内容でしめてみました(^_^)

  3. […] この調査結果は、まさにICT4Dプロジェクトの難しさを表していると感じた(先週のJICA関西のICT4Dセミナーで訴えたかったことと同じ)。ICTそのものよりも、それ以外の課題に直面するという例として、言語の問題や、ターゲットとしている人々がサービスを利用しない(=安全なセックスをそれほど求めてない)という事実、そもそも金がないという問題、そして、最後の5番目の理由に至っては、他人が考える有益な情報提供が必ずしも万人にとって有益な情報とは限らないというリアリティ。ほんと難しい・・・。 […]

  4. ハヤカワ より:

    外山健太郎さんのこのプレゼン最高です。
    http://blog.canpan.info/yashinomi/archive/779

    • tomonarit より:

      面白いプレゼンの紹介。ありがとうございます!
      元Microsoftリサーチの外山さんですね。バンガロールでお会いしたことがあります。その後、一度JICAで勉強会をしていただいた際、テクノロジー≠Solutionという様に、マイクロファイナンス≠Solution という警句をおっしゃっていました。
      結局、貧困と言った複雑な問題を解決する為には、コレが良い!なんていう万能薬はないんだということ何ですよね。当たり前ですが忘れがち。
      しかし、プレゼンの最後のPEDってのはユーモラス且つ真実をついていて面白い!

      • ハヤカワ より:

        Esther DufloのPoor Economicsですね。 山形浩生さんが訳しています。『貧乏人の経済学 – もういちど貧困問題を根っこから考える』

  5. M MIYAZAKI より:

    大変遅いコメントでなんなんですが、、、プレゼン資料拝見しました。悲観的とおっしゃってますが「ICT導入さえすれば途上国支援の問題を何でも解決できる道具ではない」、というメッセージ、現状を知ってる人間でしかできない説得力あるプレゼンだったのでは。セミナーに参加された皆さんには貴重な経験になられたと思います。
    テレセンターの継続ってホント不可能に近い。
    ところで、全く私事でこのコメント欄に残すのもなんですが、今度東京出張が7月末から8月中旬あたりに入りそうなのですが、その付近で勉強会か飲み会の予定などありましたらぜひ教えてください笑。

    • tomonarit より:

      コメントどうもありがとうございます。そういって頂けるとうれしいです。今、ちょうど8月上旬に勉強会&飲み会を計画中ですので、詳細決まり次第、ご連絡させて頂きますね!

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