ITアウトソーシングと途上国開発(論文通らず…)

esko人材募集

先日の投稿「IT Sourcing for Development: International Workshop@マンチェスター大学」で紹介したワークショップの論文募集にトライしてみることにしたという報告を以前しましたが、その結果がきました。残念ながら通らず…。無念な結果に終わってしまった。
ブログを通じてとても勉強になるコメントをくれた皆さん、スイマセン。

それでも最終的な結果をもらうまでに何度か事務局との質疑応答があり、それはそれで有益でした。それを通じて選考が通らなかった理由も明確に理解出来たので、今後、同様の学会発表などにトライする際の参考になればと思い、以下紹介したいと思います。

自分が書こうとしていた内容は、既存レポートやネットの情報から得られる情報を用いて(=つまりSecondary Data)、途上国政府がIT Outsorcingによる発展を目指す場合の留意点等を整理してみるというものでした。

しかしながら、このワークショップに参加する他の方々は、自身が実施したり、直接調査したりした結果(=Primary Data)を用いた分析結果等を論じるということで、自分の想定した論文内容ではちょいと太刀打ち出来ないといったところだと理解しています。

また、書きたい内容は非常に当たり前すぎたというのも理由の1つでした。「これまでImpact Sourcingや途上国のIT Outsourcingといったテーマがいくつもの論文が各種の機関や研究者によって書かれているが、あなたが今回書く論文は何かSomething Newな発見があるのか?」という質問もあり、そういわれると、そこまでの想定はなかったなぁと反省。

最初のひらめきというか思いつきで、ささっとabstractをまとめて応募しちゃったけど、もっと1ヶ月くらいかけてじっくり考えるべきでした。

以上、結果報告でした。

写真は、携帯電話を使った農業関連情報提供サービスをアフリカ各国で展開しているe-sokoの人材募集。ガーナの現地新聞に掲載されていました。こういう実務経験を経た人たちが訴える地に足のついた研究内容に比べると、自分の議論はどうしても空中戦になってしまう。それを補うためににゃ、もっと論文とか読まないとなぁ。

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