ブロックチェーンで何が変わる? 〜ソーシャル・イノベーション・フォーラム〜 を終えて

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ども、Tomonaritです。9月7日、日本財団主催の「ソーシャル・イノベーション・フォーラム」での分科会の1つ「ブロックチェーンで何が変わる?」にパネリストとして登壇させて頂きました(上記の写真は、日本財団さんから頂いたものです。ありがとうございます)。

この分科会は日本財団の一職員の「いや、ブロックチェーンでできることってもっと色々あるよね」という素朴な疑問に端を発する。ブロックチェーンは新技術だ。それも世の中を豊かに、便利にするかもしれない新たなテクノロジーだ。では一体どのようなことが――地方創生・国際協力の領域で躍動する3名が、最新事例・活動内容を提供する。

上記のような結構大きなテーマ設定で、来てくれる方々がどれくらいブロックチェーンについての知識があるのか?や、関心事項がテクノロジーなのか、地方創生なのか、国際協力なのか?、という点もバラバラであることを考えると、開始前は結構不安でもありました。

それでも、始まってみるとモデレーターの佐々木俊尚さんの幅広い知識領域とファシリテートの上手さ、他の登壇者である林篤志さん、深山周作さんの話の面白さで、テクノロジーの各論に陥ることなく、テクノロジーで「何が出来るか?どう変わるか?」という価値観の変換とか、既存のプロセスの変化とか、そういう観点から想像以上に興味深い議論が出来たと思います。

特に個人的に面白かったのは、Next Commons Labの林さんの話でした。資本主義ではない別の価値観に基づく小さなコミュニティを沢山創って行くという方向性は、自分が感じていた「ICTの発展によって途上国は便利にはなれども、結局、GAFAのような大企業に搾取される側から抜け出せないのでは…?大企業が提供するサービスの消費者という立場から、自らもプロデューサーとなるにはどうしたら良いのか?」という疑問・懸念に対する一種の対応策のように感じました。

終わったあと、資料共有を希望される方もいたので、以下、資料をアップしました。以前、Kanotがやった「ブロックチェーン×国際協力」の勉強会資料をベースに自分のエチオピアやガーナ経験を盛り込んで改訂した形です。

丁度このイベントが終わった直後、9月10日からTechChangeの「Blockchain for International Development」コースでの勉強を開始しました。勉強して行く中で、あれも含めたら良かったな、これも言及するべきだったかな、と思ったりしています。ただ、分かり易さという点では、悪くない内容だと思うので、「ブロックチェーン×国際協力」超入門編として、参考になればと思います。

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