こんにちは、Kanot(狩野)です。南アジアや東南アジアの途上国に行ったことがある方は経験済みかと思いますが、車のクラクションによる騒音問題は大きな社会問題ですよね。私が駐在していたバングラデシュも本当に酷く、渋滞してると常にクラクションが鳴っている状況で、交差点のすぐ近くにあったJICAオフィスでもよく聞こえてました。
そんな中、インドのムンバイで、画期的な?クラクション騒音対策が取られていましたので、紹介します。まずは、ぜひ以下のムンバイ警察が発表した動画をご覧ください。「Welcome to the honking capital of the world(世界のクラクション騒音の首都へようこそ)」から始まるこの動画、かなり笑えますw
そうなんです。なんとその騒音対策とは、信号に騒音センサーを設置し、信号待ちでクラクションを鳴らすとセンサーが反応し、一定量を超えると赤信号時間を自動的に延ばすというものです。
「鳴らしたいなら鳴らせ、もっと待ちたいならな!」という、小さな罰ゲームによりクラクションを自制させるというアイデア、シンプルな技術ですが、面白い発想ですね。
そしてこの動画も音楽とマッチしててまた面白い。さすがボリウッドの本場、ムンバイですね。
センサーがどの方向からのクラクションなのかうまく判定できるのか、故障と勘違いされ苦情が来るとか、信号待ちで他の車と「テメーなに鳴らしてんだ!延びるじゃねーか!」と揉めないかなど、気になる点もありますが・・・まぁインドらしくて好きです。
Tomonaritも最近の投稿で触れていましたが、イノベーションには技術も大事ですが、それよりも発想の転換だなぁと、改めて感じる事例でした。
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