こんにちは、狩野です。今日は大学で私が行っている研究活動の一つを紹介したいと思います。それは日本の高校生向けのデータサイエンス・AI教育です。ICT4Dでは主にグローバルサウスを視野にいれてますが、日本の人材育成という意味で広義のICT4Dとも言えるかなと思います。
この講座のきっかけは、情報I科目が必修化された時から思っていた「ITのワクワクを知らない人が教えても、IT人材不足解消にはつながらないのでは?むしろお勉強になって苦手意識を持つ人が増えるのでは」という問題意識でした。私自身がITにワクワクした体験からこそ技術を身につけられたという実体験にも基づきます。
そんなことを思っていた時に、以前から何度か研修でご一緒していたタイガーモブ社から、埼玉県の昌平高校におけるデータサイエンス教育×グローバルの講座企画のお声がけをいただきました。

これはいいチャンスと思い、ITのワクワクを知る大学生(おそらく日本でも数少ないデータサイエンスのサークル「Data Dreamers」と狩野研究室の有志)に声をかけて、一緒に講座を作って実施することにしました。狙いは高校生を技術教育を通じてワクワクさせること、そして大学生が講座企画する中で得られる成長、の二つでした。
詳しい講座の様子は、金沢工業大学のHP記事として書いたので、以下のリンクからご覧ください。

講座(2025年7月)を終えてみての感想としては、今回は2日間の集中講座だったことで、高校生と大学生の仲が縮まり(ここはタイガーモブさんのアイスブレイクが素晴らしかったのが主要因)、講座後や休憩時間に高校生と大学生が語り合ってるシーンがいくつもあり、素晴らしい化学反応に感動しました。一方、私に質問に来てくれたのは、わずか2人でした笑。
また、自分で講座をすることと、大学生に講座をしてもらう違いも大きかったです。今回は一緒に行った6人の大学生がそれぞれ50~90分の講座企画・実施をしましたが、その全体責任は当然ですが私にありました。コンテンツへのアドバイス、複数回のリハーサル、当日も冷や冷やしながら見守り・・と、「自分でやる方がはるかに楽だな」と思いましたし、運動部の監督が選手の試合を見守る気分ってこんな感じなんだろうなぁと感じていました。
一方、大学生に任せたことで、自分では思いつかないワクワクするコンテンツ(生成AI曲名クイズ、4コマ漫画作成、テトリス作成プログラミング、学生を使ったディープフェイクなど)もいくつも生まれましたし、彼らが楽しそうに授業をし、高校生と語り合う姿は、教育効果を感じるもので、大変に充実感を得るものになりました。
いやー、大変だけど楽しかった。
最後になりますが、一緒に企画から動いていただいた、タイガーモブ社の柳沼星羅さんと伊藤未織さん、そして昌平高校の前田紘平副校長、貴重なご機会をありがとうございました。
そして、一緒に出張して講座を企画・実施してくれた大学生の皆さん(滝澤和樹、吉沢悠太、谷内悠真、松本莉知花、大竹雅彦、山本佳輝、有本偲生)、本当にお疲れさまでした。



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