ICT4Dをリードする大学・組織・企業

2013年12月にケープタウンで開かれるICT4Dの国際会議であるICTD2013にポスターセッションで発表できることになった。寄稿した題材はバングラデシュのICカードプロジェクト。一年ぶりの海外出張であるし、ICT4D関係者が世界中から集まるので情報収集・人脈構築という点でとっても楽しみである。

ところで、この学会のHPを見てて非常に興味深かったのが、出てくる人や組織の名前を見ていると、現在の最新の研究をやっている人や機関、大学がよくわかり、将来この分野で就職や進学を考えている人には非常に有益な情報に溢れている。

以下、論文やノート等の選考を通って発表する人のリスト。
メインページ:http://www.ictd2013.info
Open Session部門Full Paper部門Note部門
↑このNote部門の5番目に私の名前も一応載ってます。

いちいち見るのが面倒な人のために、簡単にまとめると以下の通り(組織名の出ているOpen Sessionより)。

1.大学(多かったので2回以上登場した大学のみ)
University of London(Royal Holloway校)(イギリス)
University of Nairobi(ケニア)
University of Manchester(イギリス)
University of Michigan(アメリカ)
University of KwaZulu-Natal(南アフリカ)
University of Western Cape(南アフリカ)

2.組織
kLab Rwanda(ルワンダ)
LIRNEasia (スリランカ)
IDRC(カナダ)
JICA(日本)
Infodev(World Bank)

3.企業(スポンサー)
IBM, Google, Microsoft, NOKIA

この中で特に存在が目立ったのが、ロンドン大学のRoyal Holloway校、そして東部アフリカの各団体(ルワンダのkLabやケニアのナイロビ大学、iHubなど)。

この結果だけから推測すると、企業としてはやはりアメリカがICT4Dをリードし、研究としてはイギリスがリード、そして実証研究の場としてはアフリカ特に東部アフリカが一番進んでいるということになる。南ア関係の大学があるのは開催地が南アだからか。日本は残念ながら私の名前・組織以外は企業名含め見当たらなかった。

皆様、どなたかリストで知っている人がいたらぜひ教えてください。せっかくなのでお友達になってネットワーク構築したいと思います。

また学会から戻ったら報告します。あぁ、ポスター作らなきゃ・・・

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Kanot
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コメント

  1. あっちゃん より:

    ざっと見、知っているのはRoger HarisとClaudeぐらいですかね。
    Roger Haris はWSISとUNDPつながりでなんかいかあったことがあります。しばらくあっていないので、彼が覚えているかはわからないのですが。ictと貧困削減をライフワークとしている人です。

  2. Kanot Kanot より:

    >あっちゃん
    情報ありがとうございます。kLabは必ず知ってるだろうなと思っていたので、別途メールしようと思っていたところでした。東アフリカ、やはり面白そうですね。

  3. tomonarit より:

    Kanotさん
    うらやましいですね。ICTDに参加されるというのは。自分も来年チャレンジしてみたいと思います。
    そして、Accespted Notesのページを見ていたら、知り合いがいました。
    Melissa Loudonさんです。
    マンチェスターICT4Dコースでの同級生でした。見た目は可愛いお姉さんですが、かなりのオタクです(笑)。TomとMakiの同級生?と言えば、わかるはず。Richard Heeksもいますね。よろしくお伝え下さい。
    あと、Joyojeetさんにもどうぞ宜しく!
    ポスター制作頑張って~

    • Kanot Kanot より:

      Tomonaritさん
      同級生ですか!ぜひ話したいですね。Joyojeet氏、Heeks先生も私の事覚えてるかどうか、、、アタックはしてみます。

  4. […] ICT4Dをリードする大学・組織・企業 […]

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