エピローグ

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ここまで、主に過去を振り返りながら本書を綴ってきた。一方、この取り組みは現在進行形であり、読者の中には「それで、今後はどうなるのだろう?」と思っている方も多いのではないだろうか。ここでは、一連のプロジェクトの大きな2つのテーマでもあった、バングラデシュにおける「日本向けIT人材育成」「IT国家資格活用およびIT産業開発」についての今後に向けた課題と展望につき、あくまで取材を元にした私の個人的な見解ではあるが、紹介しながら本書の締めに入ろうと思う。

まず、日本向けIT人材育成については・・・・

<中略(こちらをご覧になりたい方は書籍版をご覧ください。)>

さて、大変名残惜しいが、本書もそろそろ締めに向かわなければならない。最後に、一つの歌と一つ願いを載せて、本書を終えたいと思う。その歌とは、日本バングラデシュ国交40周年記念友好ソングとして2012年にJICA海外協力隊が中心となり、現地のアーティストたちと協力して作った曲「君は緑にお日さまの国 私はお日さまののぼる国」である。この曲は、私もバングラデシュの駐在中に何度となく耳にし、今でも聴くたびにバングラデシュを思い出す、両国の友好を願った素晴らしい曲である。(下の動画は、B-JET7期生が日本語とベンガル語を交えて歌ったものである。ぜひ本書と合わせて聴いてみて欲しい。)

バングラデシュと日本のビジネス関係は、まだまだ始まったばかりである。近い将来、5年先か10年先かもっと先かはわからないが、ベトナムのJICAプロジェクトの卒業生たちが母国に戻って起業をする事例が起き始めているように、バングラデシュにおいても日本を経験した若者たちが、日本とバングラデシュを繋ぐビジネスを立ち上げたり、両国を跨がるエンジニアとして活躍するなど、バングラデシュにおけるIT産業開発と雇用創出、そして両国の友好とビジネス連携の架け橋になってくれる日が来ることを願ってやまない。

A group of people posing for a photo

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中央のメガネが筆者

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