国際協力特別セミナー “「国際協力の新しい形」を考える”

7月27日に神戸情報大学院大学(←今秋からICT4D修士コースを開始します)でセミナー「国際協力の新しい形を考える」があります。元マッキンゼーの炭谷学長による探究実践ワークショップが行われます。「探究実践ってなんだ?」という方は、日経ビジネスのコラム「探究型で生きろ」をどうぞ。そして、自分もこのセミナーにて、ICT4Dについてミニ講義的なことをやらせていただくことになりました。先日のJICA関西でのイベントでは、敢えてICT4Dプロジェクトの課題にフォーカスした話をさせてもらったので、今回は逆に「成功例」について話をしようと考えています。

これまでICT4Dの論文などを見たなかで、成功例やグッドプラクティスについて書いてあるものは多くない気がしています。自分自身も、「批判的な視点を持ちなさい」と大学院で教わったのが根本にあるのか、このブログで紹介しているネタなどを振り返ると、課題とか懸念とかを指摘して、「こんな視点が大切」とか「こんな要因も考慮するべし」といったことを書いているのが多い気が・・・。色々と批判的な視点で書かれている論文とかを読むと、「ほほう、なるほど」と思います。一方、すごいポジティブに書いてあるものを読むと自分もやる気が湧いてきたりします(←自分、わりとスポコン漫画やドラマに影響されやすい質です)。今回はこれまでの批判的な視点ではなく、出来るだけポジティブに成功例について話して、聞いている方にもポジティブな気持ちになってもらえたらと考えています。そのほうが「ほほう、なるほど」と思う話よりもなんだかイイでしょう?神戸近辺でご興味のある方、是非エントリーして見て下さい。

2013年7月27日KICミニ講義

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コメント

  1. Ozaki Yuji より:

    日経などのマスコミさん的に、”ポジティブポジティブリア充炸裂〜信じればヨクワカラナイケドうまく行く!” 的な話を前にすると、「ホントのところはどうよ?」「実はコネでしょ?」的な裏面の要素探しを召還してしまうのは、人が本来保持している、詐欺などに対する防衛本能であり、表面化したネガティブ指向の一種かと。

    コンサル的には、成長したいなら最悪回避より最善追求を って感じなのでしょうけど、同時に、同一著者の 公的機関がIT活用を目指してはいけない? を見つけてしまいます。
    やはり、私はブローカーっぽいコンサルにはなれない…。どうしても後々の実装工程をを心配してしまう….。

  2. […] 先日、神戸情報大学院大学でのICTイノベーターコース紹介イベントにて、ICT4D成功事例の紹介する機会を頂きました。成功事例として何をとりあげるか悩んだ挙句、このブログでも何度か紹介しているケニアのM-PESAを取り上げることにしました。 […]

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