ビルゲイツとICT4D

ICT4D関係の会議でビルゲイツに会って話をしました。
というのは嘘で、我々(Tomonari&Maki)の先生だったHeeks教授がビルゲイツ氏に会った話をブログに書いていました。

その内容は、ビルゲイツの視点についてで以下3点を指摘&批判してます。

1.ゲイツ氏のICT4Dに関する考え方はMetrics-based viewに基づいている。
Metrics-based viewは数字による評価至上主義とでも言ったらよいか(ちょっと上手く解釈出来ているか不安なので、ご意見あれば遠慮なく投稿下さい)。つまり、指標として数値化できるインパクトを得られる分野(例えば、平均寿命という数字で成果がわかる保健分野とか)を優先している。しかしながら、この視点では、成果を数値化しにくい分野以外(能力開発や人権など)を見落としがちになるのではないか。

2.ゲイツ氏は政治・社会開発には興味を示しているが、経済開発にはそれほどでもない。
経済が途上国の重要問題であるにもかかわらず、マイクロファイナンスに代表されるような、コミュニティベースの経済活動などにはあまり興味がない。つまり、マイクロファイナンスのような草の根開発では、大きな数字的なインパクトが得られないということだろう。

3.トップダウンの“Big development model”を優先している。
研究所で発明されるようなビックなイノベーションを目指しており、ボトムアップの草の根活動に端を発するような開発モデルを支援する気はあまりない。

Heeks教授は、ICT4Dにおていこれまで享受者(consumer)として見られていた途上国の人々を、ICT4Dの創造者(producer&innovator)として見る視点がこれから重要であると主張してます(ICT4D1.0からICT4D2.0へ)。
なので、このゲイツ氏のトップダウン的な考え方にはしっくり来ていないようなことを書いていました。

自分としては、ビルゲイツのような視点もボトムアップな視点も両方とも必要だと感じる。で、誰かがそれぞれの役目を果たす必要があるなら、やっぱビルゲイツはトップダウンでビックなイノベーションを追求する役目だと思う。

“ビルゲイツとICT4D” への3件の返信

  1. heeksの最後のほうのコメントでは、
    ちょっとBillGatesの株が上がっている、意外。
    彼はなんて長い道のりを歩んできたんだろう、、って。

    確かにスケールを追求するのは間違いではないし、それも必要だと思う。あれだけ大きなビジネスをやってきた人だからそれも仕方ないのかしら。

  2. 確かに最後のほうでビルゲイツの株があがってるね。
    開発とは縁のないIT分野の人たちが開発分野に参入するきっかけづくりの役目も担ってるみたいに書いてるしね。
    なんとなく「Microsoft→悪、FOSS→善」みたいな考え方の人が多かったし、Heeksもその一人だろうと思うので、確かに以外かも。
    ちなみにHeeksのブログにUnwinがコメントしてるでしょ。
    でも意味がイマイチわかんないんだよ・・・。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です