国際高専でICT4D Labが研修を行いました!

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こんにちは、Kanotです。この度、オンラインコミュニティ「ICT4D Lab」設立以来初めての学校との連携企画として、石川県の国際高専さんを2024年2月に訪問し、終日の研修を行いました。(国際高専・金沢工業大学 狩野研究室・ICT4D Labの共同企画)

これまでも、主催のオンラインセミナーや他団体とのコラボイベントはありましたが、学校と連携した対面企画は初めてで、オンライン・コミュニティというプロボノ団体の新しい形の活動として一歩を踏み出すことができました。

研修をご依頼いただいたのは、石川県の国際高専(国際高等専門学校)。日本に4つしかない私立の高専の一つです。

国際高専:国際高等専門学校
15歳から英語で学ぶ新しい高等教育機関誕生。国際高専(ICT : International College of Technology)は、中学校を卒業して入学する高等教育機関です。

この学校はかなり特徴的で、石川県の白山麓に全寮制のキャンパスを構え、なんとSTEM科目は全て授業は英語で行なっています。そして3年目には全員がニュージーランドに留学するという先進的かつ特徴あるカリキュラムになっています。

今回の国際高専からの参加者たちは1・2年生で40名ほどが参加してくれました。全員、ニュージーランドの留学が控えているなど国際的な視野が必要となる学生たちであり、ICT4D Labらしさを出して「世界中(特に開発途上国)の国・企業・社会課題を知ってもらう場にしよう」と研修をデザインしました。

今回は研修に一日いただけるということで、ICT4D Labのメンバー6名で訪問してきました。全員が前日に金沢入りするなど、ICT4D Lab初の泊まり企画で、前夜の作戦会議から盛り上がりました。

参加メンバーはICT4D Lab内から有志を募ったもので、アフリカ・アジア・中東・中南米への長期滞在経験があるメンバーが揃い、かつ民間企業、大学教員、学生、公務員と産官学で働くバラエティに富むメンバーが集まりました。冒頭の写真の通り、研修時には各自なじみのある民族衣装に着替えて研修を行いました。

研修の内容は詳しくは書きませんが、今回は8つの班に分かれ、それぞれの班がアフリカ・中東・アジア・中南米の社会課題に取り組む企業の社員になったつもりで、企業分析をし、新規事業を提案するという内容にしました。研修スライドの例は以下の通りです。

講師役のICT4D Labメンバーたちは、上記いずれかの地域に長期滞在したことのあるメンバーであったこともあり、それぞれ自分の専門性・経験を活かしつつ、「このビジネスが、なぜこの地域に必要なんだと思う?」「この会社は、どんな問題を解決するために事業をしているのかな?」などと学生たちに問いかけながらアドバイスをしていきました。

参加した学生は、全く行ったこともない国の企業や社会課題を調べるところから始まったため、最初は戸惑っていたようにも見えますが、午後の最終発表の時には、それぞれの国・地域の社会課題解決のためのビジネスアイディアを提案してくれました。

国際高専からは「これだけ世界各国で経験のあるメンバーなら、次はキャリアの話や異文化体験の話などをしてもってもよいかも」と別の形でのアイディアもいただきました。

このような研修パッケージ、また定期的に(依頼があれば)やっていきたいと思っていますので、ご興味ある教育機関・企業様がおられましたら、お気軽にご連絡いただけたらと思います。

<後日追記>
国際高専のHPでも報告記事がアップされていました!ワークショップの様子が詳しく記載されています。

白山麓キャンパスで「開発途上国におけるテクノロジーと社会課題解決について」のワークショップと講演を実施
左から吉田 美樹氏、三矢 まや氏、中野 桜氏、北村 昭二氏、竹内 知成氏、狩野 剛准教授 集合写真 2024年2月19日(月)、白山麓キャンパスで1・2年生を対象に一般社団法人ICT for Development (略:ICT4D)で活動されているICT4D Labのメンバーによる「開発途上国にお...

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