Twitterでマラリア撲滅キャンペーンを呼びかける運動があり、世界銀行のブログにも掲載されていました。ビル・ゲイツなどの大金持ちやアシェトン・カッチャーなどのハリウッドスターなども参加していて、蚊帳を途上国に送るための募金を呼びかけるつぶやきをしている。
一方、こんなニュースも。イランの聖職者が「女性の服装の乱れが地震を引き起こす」といった発言をし、それに反発したアメリカの女性がFacebookやTwitterで露出度の高い服装を呼びかける運動を起こし、15万人ほどの人々がこの運動に参加したという。
こういうニュースを見ると、インターネットの新しい可能性を感じるけれど、どこかで物足りない感がある。というもの、Twitterで募金を呼びかけているのは所謂セレブな人達で、Facebookでイランの聖職者へ抗議をし始めたのはアメリカ人だ。
ネットによって誰でも発言しやすくなるというメリットの恩恵を受けているのは、やっぱり既存の有名人だったり、先進国の人。途上国の人達がネットで発言し、なんらかのムーブメントを起こしていくという事象はまだこれから。
今現在は、教育やお金を持っている人(= have)のためのインターネットであり、それによって、より教育やお金を持っていない人(=have not)との格差が広がっている。この状況から、途上国からの発言・情報発信が実現するようになるには、もう少し時間がかかりそう。
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