telecentre.orgのサイトで、ウガンダのインターネット料金が大幅に値下がりしたという投稿があった。その投稿によれば、50%以上の値下げ。数年前からの光ファイバー回線整備の効果が出てきたようだ。料金が下がることでユーザーが増え、ネットの恩恵を得られる層が拡大することが期待される。
ICT4D関連情報を探っていると、アフリカのなかでもウガンダは良く話題に挙がってくる。先日も携帯電話+ビジネスのイノベーションを促進するために、InfoDevやノキア、フィンランド政府が協力してソーシャル・ネットワークを立ち上げるという話がInfoDevサイトに掲載されていたし、以前、このブログでもウガンダでのGISを利用したMDGsモニタリングや農民の携帯電話活用の例を取りあえげたことがある。
ウガンダはアフリカでのICTを利用した開発のグッドプラクティスになれるのか。非常に興味深いところだ。ネット料金の値下げは、ICTの恩恵を受けれられる層を拡大するための、必要条件だが、それだけではまだ十分とはいえない。電力や回線の安定といったインフラ以外にも、ITリテラシーや識字率の向上、情報を見極めて活用する為の基本的な教育といった要素も重要になってくる。
一歩間違うと、インフラの安定した都会に住み、ある程度の教育を受けることの出来る上流階級の人々だけが、安いネット料金でよりオイシイ情報を入手出来るようになり、貧富の差やデジタル・ディバイドが拡大してしまう恐れも否めない。これからウガンダでどういった変化が起きるのだろうか。
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