8月14日の新聞でガーナのテマという都市にあるICTパークにモーリシャスが260 million USDを投資するという記事が。おおっ!なんだか分からないが凄い。
このICTパークの建設は世銀も16.5 million USDほど支援しており、首都アクラから車で30分位のテマという都市にある。まだ100%完成手前で工事中だと思うが、これはなかなか明るいニュース。このICTパークでは5,000人の雇用を生み出す想定と言われている。
しかしモーリシャスが何故ガーナを投資先に選んだのか?とちょっと考えてみた。確かにガーナのICT環境は悪くないと思う。インターネット普及率は18.9%(2014年:世界経済のネタ帳より)とサブサハラアフリカの平均位だが、携帯電話普及率は114.81%(2014年:世界経済のネタ帳より)と日本の120.23%、韓国の115.54%と比較しても結構高い。以前よりガーナのICTネタはこのブログでも取り上げているけど、携帯を使ったサービスも多く、ICT環境は悪くない(例えば、「ガーナのICT事情」)。実際に自宅でネットをしていてもYoutube動画がストレスなくサクサク見れます。
さらに、Doing Business Ranking 2015年では70位(2014年は69位)と西アフリではトップである。同じく西アフリカの諸国をチェックすると、お隣のコートジボワール147位、セネガルは161位、ナイジェリアは170位とガーナが抜群に良い。ちなみに、自分の第二の故郷、東アフリカのエチオピアは132位。ガーナのマクロ経済は膨大な財政赤字があり、リスクが高いと言われているが、それでもこの位置に付いているという点には驚いた。
ICTパークにどんな企業が入居するのは謎ですが、ガーナが西アフリカのICT Hubになることを期待したい。そういえばカソアのICTパーク「Hope City」はいつ完成するのやら…。
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