質問です。この写真なんでしょう?
これ、2016年にガーナで完成予定のテクノロー都市なんです!自分、全然知らなかったのですが、2013年3月にこのテクノロジー都市を建設するプロジェクトが始まっているのでした。当時のニュースがYoutubeにも上がっていました。
BBCでもありましたが、概要はアフリカビジネスニュースに日本語があったので以下コピペです。
「ガーナのローカルテクノロジー企業「RLG Communications」は3年後に完成予定であるガーナの一大プロジェクト「City of Hope」について公式HP上で詳細を述べている。
同プロジェクトはガーナの首都アクラ郊外に世界規模のテクノロジー都市を建設するという壮大なものである。ガーナ国内におけるテクノロジー分野のオフィスを一箇所に集約するのが狙いである。
建設予定地はアクラ郊外のカソアであり、総工費は100億ドル。6棟の高層ビルから成るプロジェクトで、「City of Hope(希望の都市)」と命名された。建物の高さは270メートルとなり、アフリカ大陸内で最も高い建築物となるという。完成後、建物内では25,000人が働くことになるといい、3年間の工事期間中には50.000人分の雇用が見込めるという。
それぞれの棟内には情報機器の組み立て工場、新テクノロジーを習得するための養成所、銀行、商業施設、レジャーセンター、スポーツジム、医療や教育サービス関連施設などが併設されるという。
ジョン・ドラマニ・マハマガーナ大統領は、民間企業支援の重要性を認識しており、先端分野を担う民間企業を政府が後押しすることを約束している。
RLG Communicationは先日米マイクロソフト社とパートナーシップ協定を結び、今後はマイクロソフト社のソフトを西アフリカ向けにローカライズしていくことに尽力する。RLG Communicationは携帯電話、ノートPC、タブレットPC、液晶ディスプレイなどの生産を行っており、中国、ナイジェリア、ガンビアにオフィスを構えている。」
ガーナというとアフリカの中でもICT分野で抜きんでているのは、これまでもいくつかの記事(例えば、「ガーナ:新産業として注目されるICTとBPO~世界銀行の取組み」、とかこのブログだと「アフリカのFOSS開発者は、4,527人?」など)でなんとなく知っていたものの、こんなビックプロジェクトがあったとは。
本プロジェクトと同様の100億ドル規模の20万戸住宅建設プロジェクトが韓国企業とのPPPで実施されているものの資金調達で難航しているといった課題から、本プロジェクトにおいても資金調達が問題なく出来るのか?という懸念を指摘する声もあるようですが、これ実現したらどうなるか、他のアフリカ近隣国への影響なども含め楽しみです。ケニアのKonza Techno City Projectなどと共に、アフリカのイメージを変えることになるのではと期待です。
※ケニアのKonza Techno City Project
ケニアが5,000エーカーのサバンナの土地に、アフリカで最も近代的な都市の建設を計画。これも100億ドルの資金が投入される。場所は首都ナイロビから南に60キロで、ケニアのシリコンサバンナと言われている。この都市建設で20万人の雇用を創出することになる模様。
しかし、日本語でこのHope City Projectについて書いてあるサイトを探してみたのですが、ほとんどないのに驚きました。まだまだ日本とアフリカの距離感は遠いんだと改めて実感。
コメント
[…] ICTパークにどんな企業が入居するのは謎ですが、ガーナが西アフリカのICT Hubになることを期待したい。そういえばカソアのICTパーク「Hope City」はいつ完成するのやら…。 […]