エチオピア国IT人材育成プロジェクト開始！？

ども、Tomonaritです。3連休ということで自宅で一杯やりながら、ほろ酔いでブログを書いています。

きっかけ

自分が国際開発の仕事に関わるきっかけは、2003年にエチオピアへ海外青年協力隊で行ったことでした。IT科目の教師として地方の高校で2年間活動し、そこで遠隔教育導入を目の当たりにしたこと、今の奥さん（エチオピア人）と知りあったこと、またとても良い友人や同僚に恵まれたこと、等からエチオピアが好きになりました。協力隊が終わった後、引き続きエチオピアに関わりたいと思い、ラッキーなことに在エチオピア日本大使館で働く機会を頂き、そこから本格的に国際開発業界へ進んだのでした。

早いものでそれから約15年が経過。仕事でエチオピアに関わることが出来たのは、JICA時代のほんの一瞬でした。しかもその一瞬もICT4D分野ではない別の分野であり、いまだ業務出張でエチオピアに行ったことが一度もない・・・（涙）。そこそこの頻度で里帰りはしているのですが。

冷静に考えてみると、未だに国営テレコム会社一社独占で、政治的な問題があればネット統制をしてしまうエチオピアとICT4Dって相性が悪いと言わざるを得ない。困ったものです。こんな感じで、仕事でエチオピアへ行ける可能性は薄そうなので、「だったら自分でやるか…」と思い「エチオピア国IT人材育成プロジェクト」を始めることに！

何やる？

とはいえ、そんな大げさなものではないです、スイマセン。いきなり起業したりするほどの度胸はないので、小さく身近なところから始めることに。具体的には、約1年半前から日本に住んでいるエチオピア人の私の甥っ子（写真のトカサ頭君。18歳。日本でいう中卒でエチオピアから日本へ移住してきて、今は日本語勉強中）を、ITエンジニアに育て（ってか、わたしが育てるわけじゃなく、彼自身に頑張ってもらうだけなんですが…）、1~2年後に彼と共にエチオピアでもIT人材育成＋αなことをしたいなと。

そこで、彼にはまずCode Academyで勉強してもらうことにしました。そして一人だと挫折しちゃうと思うので私も一緒に登録して勉強することにしました。いやー、 「ICT4Dが専門分野」と言いつつも 、プログラミンって本見ながらやったことがある程度のレベルなんですよね、自分。以前からプログラミングの知識がないことは、コンプレックスでもあったの、これを機にやってみようと思います。

また、 ITに関してずぶの素人で且つ英語ネイティブではないエチオピア人の甥っ子（ さらに、中学校時代の成績はお世辞にも優秀とは言えない…。 自頭は悪くないんだけれど）が、Code Academyに代表されるオンライン学習を本当に続けられるものなのか？ちゃんとスキルが身につくのか？というシンプルな疑問に対し、どうすればちゃんと継続出来て、スキルを身につけられるか？という解を探して行きたいと思います。とりあえず、一週間が経過したのですが、甥っ子君はちゃんと続けています。一方、私は進んでおらず・・・。やらねば・・・。

と、同時並行で エチオピアには、現地のIT業界でいっぱしのエンジニアとして頑張っている 協力隊時代の 元教え子もいるので、彼も交えてこれから作戦会議をしていこうと思います。

チッ、いけすかねー

ここに至る背景の1つに、甥っ子をエチオピア首都アジスアベバにあるICE ADDISへ行かせてみた、というのがあります。これ、有名なジェラート屋さんではありません。以前、このブログでも紹介したことがあるインキュベーションセンターです。4~5カ月前に甥っ子がエチオピアへ里帰りした際、何かの刺激になるかと思いと思い、ICE ADDISという流行りのインキュベーションセンターに行って、どんなことが行われているかを見てくるよう勧め、上記の元教え子のを紹介し、ICE ADDISで活動する彼のお友達に繋いでもらいました。行ってきた感想は、「 全然しらない世界で勉強になったよ。でもまぁ、 エリート＆金持ちボンボンの社交クラブ的な感じで、オイラのような庶民には近寄りがたい感が・・・。相手もオイラのような者（甥っ子は、金髪トサカ頭で首と両腕に刺青ガッツリ入ってるｗ）にはあんまし関心はなさそうだったし・・・」という「チッ、いけすかねー」（←これ、あくまで私のイメージです）的ものでしたが、それなりにモチベーションアップの一因にはなっているのではないかと思います。

まだ1-2年先の話ですが、オシャレなコワーキングスペースとかに集まる人たちを 「チッ、いけすかねー」と思っているような若者を対象に、なにかやっていけたらと考えています。 一緒にやりたい人、甥っ子にプログラミング教えてくれる人、ゆる～く募集中です。