2年ぶりにエチオピア里帰り行ってきました。そこで感じた点を書いてみます。リアルタイムに毎日現地で更新できたら良かったのですが、田舎に滞在していたものでネット環境がなかったので、リアルタイムじゃないですが、現地で書留めたものを何回かに分けて掲載します。
アジスアベバに着いて、青年海外協力隊の方数名に会ってどんな活動をされているのかお話を伺わせてもらいました。「協力隊のOBでコンピュータ隊員でした。今、エチオピア人の奥さんと里帰り中なんです。」と挨拶したら、「ちょうど良い。アムハラ語・日本語の自動翻訳システムを作ってるんで、ちょっと見て感想聞かせて下さい。」と言われて見せてもらうことに。そんなものを作っているとはすげーなー!と思い見てみると、アムハラ語から日本語に普通に自動翻訳出来てる!!感動しました。
何に感動したって、システムそのものもさることながら、その隊員の方がごくごく普通にアムハラ語で文書入力してたこと。自分が隊員時代には、みんなアムハラ語は喋れても、書ける人は限られていたのに、今の人は書ける(PCで入力できる)ってのに感心しました。しかも自動翻訳システムまで開発しているなんて。
また、自分の隊員時代はPower Geezというソフトを使ってアムハラ語入力をしていたのですが、今はWindows7から標準で入力出来るようになったので、Power Geezは不要になってます。これはエチオピア人にとっては嬉しい機能強化だろうなぁ。エチオピアでのICT普及が進んだのでWindows標準になったのか、それとも今後を見越してそうなったのか?いずれにしても嬉しいことです。今回の里帰りでは、結構普通の人達が携帯でFacebookを使っているのを見てちょっと驚きました。すごいネットワーク遅くて、ちょっと田舎に行くと繋がりが劇的に悪くなるのですが、それでも結構使ってるのでした。町中で売ってるアムハラ語と英語併記のPCマニュアル本にもFacebookの使い方の章があったし。
この隊員の方が開発した自動翻訳システムは、Web版もリリースされているので、エチオピア関係者は是非どうぞ!って言っても、日本語からアムハラ語への翻訳ではなく、アムハラ語から日本語への翻訳なので、アムハラ語が入力出来ないと使えませんので要注意。詳しくはエチオピア協力隊員のブログをご覧下さい。
コメント
ドミ訪問ならびに翻訳システムの紹介ありがとうございます。
確かにWindows7ではOS標準でアムハラ語が入力できるようになったのですが、残念ながらこれを知らないエチオピア人が多いというか知ってるエチオピア人はほとんどいません。
ですので学校などではWindows7なのにPower GeezがインストールされているPCが散見されます。
この理由としては、Power GeezとOS標準で変換の仕方が一部違うので、乗り換えたくないエチオピア人が多いのではないかとする説もあります。
日本語からアムハラ語への翻訳は技術的に難しいので現時点では着手していませんが、協力者が現れたらぜひチャレンジしてみたい分野ではあります。
横田さん、現地ではお話聞かせて頂き、ありがとうございました!
[…] 昨日に続き、エチオピア里帰りでのことです。 […]
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