こんにちは、Kanotです。先日アップさせていただいたGigaプロジェクトを主導するUNICEFのOffice of InnovationのリーダーであるChris Fabianが面白いことをTweetしてたので、紹介してみます。
SDGs (Sustainable Development Goals : 持続可能な開発目標) には17の開発目標がありますが、これには抜けている大事なものが一つあるのではないか、という発言です。
その抜けているものとは、「SDG 0: Universal Connectivity for All」であり、SDGsのどの目標も、デジタルアクセスがないと達成は難しいのでは?という主張です。
「あれ?インターネットはすでにSDGsに入ってないんだっけ?」と思った方、正解です。実はインターネットアクセスに関しては、以下のカテゴリーにすでに入っています。
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の推進及びイノベーションの推進を図る
ターゲット 9.c
後発開発途上国において情報通信技術へのアクセスを大幅に向上させ、2020年までに普遍的かつ安価なインターネットアクセスを提供できるよう図る。
外務省HPより
一方、ここでは産業や技術革新の基盤としてのインターネットアクセスというカテゴライズをされています。Chrisは、もはや産業基盤といったものを超えて、空気のように(?)必要不可欠なものであり、全ての開発目標達成へのスピードや実現可能性を高めるものということを言いたいのではないかと推測します。
実際に、このコロナ禍で大きな影響を受けたのは非デジタル層や情報弱者であり、途上国の教育や保健にも大きなダメージを与えたことを考えると、確かにその通りだなとも思わされました。
追伸:このTweetは彼が自身の主導するUNICEFのGigaプロジェクトの宣伝も兼ねて、半分冗談、半分本気で言っていると思われます。彼のTweetを貼っておきますので、温度感は察してください。(ちなみに、この次のTweetで、この図は自分がテキトーに作ったので、デザインチームに文句は付けないで欲しいと補足しています。)
これを読んでGigaプロジェクトに興味が出た方は、こちらもどうぞ。
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