いっつも見てる世銀のPSD-Blogのポスト“Creative destruction in ICT”から。
なんだ日本語訳にするとお堅いタイトルになっちゃった。
そもそも”創造的破壊” とは、オーストリアの経済学者、シュンペターという人が唱えた考え方で、非効率な古いものは効率的な新しいものに、順次入れ替わりながら経済が発展していく考えで、そのプロセスをこう呼んでいます。その中では景気の悪化っていうのも、創造的破壊に必要なプロセスだといわれています。
POSTで引用されているレポートで、ITUによる昨今の経済危機がIT業界に与えてきた影響についてが論じられています。コチラ>>
歴史振り返ると、IT業界が経験してきた”創造的破壊”にはこんなものが。もちろんもっといろんなものがあるとは思うけれども。
1998年のアジア経済危機:Googleが誕生
2003年のドットコムバブル崩壊:Skypeが誕生
不況という現実を乗り越えるために、新しいテクノロジーを活用しながら過去のサービスの壁を打破して現在の姿があるっていうことで、確かに納得。
このITUのレポートの著者は新しいマーケットへの参入と言う意味では途上国のマーケットのほうが、起こり得易いといっている。近年の途上国の貧困層を一大マーケットとして考える、という”Bottom of Pyramid”の発想の流行(もうすたれてきた?)を考えると、それも確かに。とも思う
100年に一度と言われるこの経済危機が終わる頃にはGoogleやSkype級サービスが登場するorもう登場しているのかと思うと結構面白いかも。
コメント
その創造的破壊のために、ウチの団体も
Puppy Linuxを核として頑張ってますよ。
ついにSourceForgeにも取り上げられました!
http://sourceforge.jp/magazine/09/04/13/0937232
NPO法人 Campus Mate
http://www.c-mate.org/
ビズアイユさん>
新サービスの開始おめでとうございます。
CDブートのOSならメンテもしやすいですよね。
ゼロから新しいハードやソフトをつくるよりも、既存のリソースやオープンソースをつ活用することで途上国のニーズにあったものを作ることが、途上国で現場において重要なんだと実感しました。
[…] その意味では、ソーラー携帯もまずは途上国で広まったら、エコブームの先進国でもはやるのかもしれない。そうすると、これも一種のCreative Destructionだ。 […]