ITUの発表によると、全世界の約3分の1の人口がインターネットにアクセスするようになっているとのこと。国連のミレニアム開発目標には含まれないものの、指標として活用したいと考えているようだ。また、現在、全世界の20.5%の世帯がインターネットに接続しているが、2015年までに40%とすることを目指すとのこと。
世帯接続率のトップはアイスランドの95%。一方、私の滞在するバングラデシュはわずか3.3%で調査対象の127カ国中97位となっている。
今後の見通しとしては、モバイルによるインターネットアクセスが伸びて行くことと、英語ユーザ以外のインターネットユーザがマジョリティとなって行くであろうとある。確かにインターネットが普及すれば、先進国を中心とする英語ユーザ、人口の多い中国語ユーザ、中東を中心とするアラビア語ユーザの三つが勢力をつけて行くのだろう。その先にどのような世界が待っているのだろう。そして日本語情報にしかアクセスしない日本はどうなっていくのだろう。
また、興味深かったのが、ソーシャルメディアへの参加率である。なんとトップはフィリピンの70%。続くのもインドネシア、マレーシアと東南アジア諸国がトップ3を占めている。確かに前から、フィリピン人のSMS好き(SNSではなく)は聞いていたが、東南アジアの国、宗教を越えた文化的なものなのだろうか。この辺りの情報もビジネスを展開するのに有益な情報になるかもしれない。
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[…] Kanotの投稿「世界人口の3割がインターネットに接続」でITUのレポート「States of Broadband:2012」について述べられていましたが、そのなかからアフリカにフォーカスしてみた。まずは以下のグラフ。 […]