誕生日に井戸を作りませんか?
Charity WaterというNGOの活動が面白いので紹介します。団体名からわかるように、途上国に井戸を掘るという活動をしています。資金はいわゆるクラウドファンディングで集めて、現地パートナーNGOが実際に井戸を掘り、その様子(井戸設置までには18ヶ月かかる)がWebを通じて寄付者もモニタリングできるという仕組み。
ここまで聞くと、「ああ、良くありそうなクラウドファンディングなんだな」と思うまでなのですが、Webでチェック見てみるとこの団体の抜きんでている点がわかります。
- 現地作業の様子がGoogleMapでモニタリング出来る
- 活動を広めるための広報がハイクオリティ(参考までに以下の動画2つ見てみて下さい。ジェニファー・コネリーが起用されてる)
- 資金は100%事業に使われるとか、誕生日に井戸を作るというキャンペーンなど、マーケティングが秀逸
- 元ニューヨークのクラブオーナーが慈善事業に目覚めて実施というストーリー性
特に、誕生日や結婚記念日などに誰でもプロジェクトを立ち上げてプロジェクトのファウンダーになれる点が面白い。この団体のWebサイトで誕生日等のターゲット日をセットして、クラウドファンディングの協力依頼を自分でFacebookやTwitterで行うというもの。「なんか特別な記念日なるワクワク感」に訴えてる点、そしていとも簡単に誰でもできる点が、これまでありそうでなかったサービスな気がする。
Ready Forみたいに自分でプロジェクトを立ち上げるのは大変だけど、これなら簡単。そして、KivaみたいにOne of themの寄付者ではなく、自分が発起人となって寄付を集める点では、Kivaよりも「俺がやった感」があり、やってみたくなる。「20歳の誕生日にチャリティーで50万円集めてアフリカに井戸を作りました」的なエピソードを自分の経歴にプラスすることもできる。この負担と達成感のバランスが丁度イイのかも。
詳しくは他の方がブログで紹介されているので、以下のリンクをご覧ください。しかし、こういうサービスが実現するのもICTの効果だと改めてICTの威力は使い方次第でいろいろな可能性があるなぁと思います。自分も12月の誕生日に向けてやってみようなか。
【実際に誕生日に井戸作りのファンドレイジングをした方のブログ】
http://zenstartup.jp/2013/03/23/charitywater/
【Charity Waterの活動について詳しく書かれているブログ】
http://lifehacking.jp/2012/07/water-present/
http://lifehacking.jp/2012/07/wds-scott-harrison/
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