ども、Tomonaritです。約15年前、私はマンチェスター大学の修士コース「ICTs for Develpment（ICT4D）」で勉強していたのですが、授業ではよく「Management & Information Systems（MIS）」の学生と一緒になっていました。ICT4Dが国際開発要素を含んでいるのに対して、MISは純粋に情報システム導入や開発のプロジェクト・マネジメントを学ぶみたいなコースでした（とはいえ、情報システム導入プロジェクトの事例などは、ちょいちょい途上国の事例が使われていた気がします）。
このMISコースの完全オンラインコースの紹介です。数年前から「やっているなぁ。ICT4コースの方はオンラインコースは開設しないのかなぁ？」と思ってみていました（なお、今はICT4Dコースは名称が「Digital Development」と変わっています）。
ふと先日、ちょうどこのコースの生徒募集をしているというRichard Heeks教授のLinkedIn投稿を見たので、マンチェスター大学のWebサイトを見たら「へー、知らなかった」と思うことがあったので、ちょっと紹介したいと思います。
まず、コース名が変わってました。Management & Information Systemsのあとに、「Change and Development」という言葉が追加されて、「Management & Information Systems：Change and Development」という名称になってました。
ちなみに、このDevelopmentってのは、いわゆる国際開発・途上国開発という意味のDevelopmentではないと思います。このあたり、ICT4Dに関心のある人にとって、「このDevelopmentって、どっちの意味 🤔？」と毎回悩む点ですねw
次に期間について、イギリスなんでてっきり9月開始の1年間かと思っていたら、8月入学の2年間というパターンと、1月入学の33ヶ月という２つのパターンがあるようです。パートタイムが前提ってことですね。
なお、2024年1月入学に向けた応募締め切りは、Richard Heeks教授の書き込みによると1月10日ということでした。意外にギリギリまでオープンなんだなぁ。
そして、どんな内容なのか？というと以下のように科目の例が載ってました。一番上の「Fundamentals of Information and Information Systems」という科目は、当時、ICT4Dコースの学生も必修科目で私もとってました。懐かしい〜。今はどうか知らないですが、当時はRichard Heeks教授が教えてましたね。
過去に聞いた話では、オンラインではないほうのMISコースは中国人が9割ということでしたが、オンラインコースのほうはどんな国の学生がいるのかちょっと興味がわきます。
今年のMSc Digital Developmentの学生数は…10人！国籍&人数は、中国6、日本2、ネパール1、ケニア1。併せて、兄弟学部MISは、100人強で、中国9割、タイ、インド、トルコ、チリ、ウガンダから数名という規模でした。
体験談6：マンチェスター大学Digital Development修士 2022年卒業予定（石けんさん）
https://ict4d.jp/study/#toc17
以上、ICT4Dコース（現Digital Developmentコース）の話とは違いますが、同じマンチェスター大学で関連するMISコースの紹介でした。
9月に京都で開催された「Internet Governance Forum」という国際会議に参加したのですが、そこで偶然にもICT4Dコース時代の同級生のアメリカ人と約15年ぶりの再会！をはたしました。そんなこともあり、ふとマンチェスター大学のことを書いてみたくなったのでした。
最後に、「デジタル✖️国際開発」分野の留学体験記はこちらに掲載しています。また体験記を投稿してくれる方も常時募集中ですので、「あ、書いてもいいよ」という方がいたらご連絡いただけたら大変ありがたいです！
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