ども、Tomonaritです。早いもので前回のICT4D教科書翻訳プロジェクトの投稿をしてから、アッと言う間に時間が過ぎて、とうとう出版まであと3週間となりました!ってか、正確にはもう3週間を切り、3月30日に発売が決定です!もうAmazonでも予約できます!
佐々木俊尚さんに書いて頂いた帯のコメントがとても良いです!
【目次】
- 序 章 ICT4Dの世界へようこそ!
- 第1章 ICT4Dを理解する
- 第2章 ICT4Dの基盤
- 第3章 ICT4Dの実施
- 第4章 ICTと経済成長
- 第5章 ICTと貧困と生計
- 第6章 ICTと社会開発
- 第7章 e-Governanceと開発
- 第8章 ICTと環境の持続可能性
- 第9章 ICT4Dの将来
このRichard Heeks教授のICT4Dの教科書を翻訳したいと最初に投稿したのが、2019年9月でした。
そこから2019年10月にICT4D Labを開始してメンバーを募り翻訳プロジェクトがスタートしました。しかしそこから「本格」始動までには約1年かかりました。
「なぜ、1年かかったか?」というと、「まずは参考までに第1章を翻訳してみますね!」と言ったものの、「仕事が忙しくて・・・」というわたしの怠慢でその「まず第1章」がなかなか出来ずにズルズルと時間が・・・。
そんなときにICT4D Labメンバーの一人からこう言われました。
「竹内さん、もうモチベなくなってしまいましたか?」
「人生で本を出版出来る機会って、そうそうないと思うんですよね。しかも長く使われる教科書みたいな本って。ちょっとカッコつけて言うと、出版って世の中に影響を残せるようなことですよね。」
「この翻訳プロジェクト、凄いやりたいので自分も色々と動いて竹内さんに負担かけないようにするんで、やりませんか?これ、竹内さんがいないと出来ないんで」(正確には覚えてないけど、こんな感じのことでした。文字にするとなかなかエモい)
と言われて、流石に怠け者のわたしも「やる気スイッチ」がONに。K戸さん、どうもありがとう(T_T) (やる気スイッチONにさせるのウマすぎです)
こんな感じで本格始動したのが2020年9月でした。そして、やる気スイッチを押してくれたK戸さんとマンチェスター大学ICT4D修士コース卒業生でもあるメンバー二人の協力を得て、「まず第1章」の翻訳を終えたのが2020年11月。
第1章の翻訳が出来ると、それをひな形にして残る第2〜8章の翻訳を各メンバー(総勢14名!)で手分けして行うことになりました。400ページ以上あるので、各章に分けて担当を決めてもかなりのボリュームとなります。なので必ずしも各章一人ではなく、複数名で一つの章を担当するスタイルで翻訳をゴリゴリと進め、とりあえずひととりの翻訳が完了したのが2021年3月。ここから出版社探しが始まります。
上記の投稿に対して、なんと数多の出版社さんから問い合わせが殺到しました!
というのは嘘です、テヘペロ。
そもそもこのブログの読者層に出版社はないと思っていたので、色々と出版社さんへアプローチすることにしました。幸いLabメンバーには出版社の現役社員、書店でのアルバイト経験者、出版経験者、などが揃っていて具体的なアプローチ先やコンタクト方法のアイデアがバンバン出てきました。このあたり、ICT4D Labのメンバーって、国際開発業界やIT業界を中心にいわゆる働き盛りの実務者が多いのが力強いなぁと想いました、ガチで。
上記の投稿の甲斐があったかなかったか、本当に関心を示してくれる出版社さんが現れたのでした!しかも複数!アツい!
そして、国際開発の分野の書籍も出版している創業100年の歴史ある日本評論社さんと出版に向け「まずは社内でこの企画を通すには?」という新たな一歩を踏み出したのでした。日本評論社さんをご紹介くださったJさんに感謝!(つづく)
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