アフリカのFacebookユーザ数が7ヶ月で2倍に

ICTWorksというブログで、アフリカのFacebookユーザがこの7ヶ月で倍増したという記事が紹介されていました。現在アフリカのFacebookユーザ数は、27.4百万人とのこと。ある調査によると、Facebookはアフリカ諸国でも、もっともポピュラーなWebサイトになりつつあるという。

図は、Facebookユーザのリレーションを線で表したもの。

アメリカ大陸やヨーロッパに比べると、アフリカ大陸のリレーションはまだこれからといった感じもうけるけど、ここまでFacebookが浸透していることに驚き。ちなみに日本(図の右上)は東京を中心に線が集まってるけど、意外に少ない。インドや東南アジアの方が色濃い感じがする。

アフリカなど途上国のユーザがWebを利用する場合、言語がハードルとなることが以前から指摘されている。英語が出来ない現地語オンリーな人達が多いからだ。しかしながら、最近面白いことを知った。自分の知るエチオピア人達は、英語が出来ない人も多いがFacebookユーザだったりする。「え、どうやって投稿してんの?」と思ったら、アルファベットでアムハラ語(エチオピアの公用語)を表記しているのだ。厳密なルールはなく「音」をアルファベットで表記しているだけなんだが、意外に良く読み取れる。中途半場にアムハラ語を理解する自分でも、まあまあ読めるくらいなので、エチオピア人なら簡単に読み書きできるんだろう。実際、英語がからっきしの知り合いも、この方法でFacebookやメールを使いこなしている。

かつて日本でポケベル用のメッセージが流行ったり、フィリピンなどで携帯メール(SMS)用のメッセージが流行ったりしているように、ニーズがあれば新たな方法が開発されるのだということ。そういえば、最初に就職した会社で海外とのFAXに短縮英語をつかってたなぁ(PleaseをPLSと表記するみたいな)。これから携帯電話でのネット利用が普及すると、アフリカのFacebookユーザは益々増加していくのだろうなぁ、とこのブログを書いている最中にFacebookでエチオピアの懐かしい友人からチャットの誘いが入ってきたぞ・・・。

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コメント

  1. アベバ より:

    アフリカでのfacebook人口急増は、ここ最近ずっと感じていました。現地では、携帯からの閲覧が主流なんじゃないかと思うけど、かなり頻繁にチェックしてマメにレスをつけてくれるヒトも。特に感じたのは東日本大震災の時です。多くのメッセージをfb経由でもらいました。震災直後、一番繋がるネットがfbだったのですが、まっさきにチャットしたのはエチオピアの方でしたね。PCユーザは、アムハラ語フォントにも対応しているので、アムハラ文字で会話しているヒトたちも多い。7ヶ月で急増の裏には、FB革命とも言われるエジプトの影響もあるのかしらん。

    • tomonarit より:

      そういえば、アムハラ語でも書き込みしている人がいますね。アベバさん、流石、エチオピアマニアですね。
      SNSと携帯電話ってのが、これほど急速にアフリカでも浸透するなんて予想してた人はそうそういないんじゃないかと思います。ICT4Dプロジェクトでは、ユーザー教育が大切とよく言われますが、(例えば、OLPCの使い方を教えるための教師向けトレーニングなど)、実際、教育や訓練がないと普及しないようなテクノロジーはなかなか浸透はせず、そんなものがなくても直感的に誰でも利用出来るというくらいのユーザーフレンドリーなテクノロジーでなければ普及しないということか・・・と感じます。(勿論、教育や訓練が必要なテクノロジーも重要ですが)

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