デジタル技術と国際開発「実践編」

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ども、Tomonaritです。またインドネシアに来ています。ご飯が美味しくて着実に体が大きくなってきています。

さて、今日、第3回「デジタル技術と国際開発」オンラインコース を実施しました。内容の詳細は後日アップしたいと思いますが、ICT4D関連のフレームワークについての議論で思うことろがあったので自分のメモ的に書いて置きたいと思います。

で、いきなり別の話のようになってしまうのですが、今、「リーン・スタートアップ 〜ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす〜」という本を読んでいます。先日、ICT4D Labのミーティングにゲスト登壇してくれたAA HEALTH DYNAMICS社の原さんのお話がとても刺激的で、そのなかでこの本が紹介されていたので、思わずAmazonでポチってしまいました(ちなみにAA HEALTH DYNAMICS社は現在、ケニアでの保健医療事業のためのクラウドファンディングをやっていますので、ご確認あり方はぜひ、リンクを覗いてみてください!)。

この本のしょっぱなに、こんなことが書いてあります。

起業とはマネジメントの一種である。

(中略)

「起業」と「マネジメント」はいずれもさまざまな意味で使われる言葉だが、最近のイメージは、一方はかっこよくて革新的、もう一方は退屈・まじめで刺激がないというものだ。そういう先入観は捨ててしまおう。

エリック リース. リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす (Japanese Edition)

ついつい起業って博打のように思ってしまいますが、そうではなく成功するにはそのための方法論がある、ということか。なるほど〜。そう言われると、その方法論を実行できたら「自分も成功できるかも!?」とやる気がわきますね。このワクワク感を頂きつつ、この本を読み進んで方法論を学びたいと思います。

され、話を戻します。今日の「デジタル技術と国際開発」オンラインコースでは第1回目、第2回目に突き、フレームワークを紹介し、ケーススタディを題材にそれを活用する演習を行いました。「デジタル技術と国際開発」に書かれているフレームワークはかなり普遍的であるのですが、普遍的であるがゆえに概念的&抽象度が高く、個別具体的な実践に使おうとするには一段回、具体的にする(=詳細な手順も提示する)必要があるなと感じました。つまり「概念」から「方法論」へということ。

思い返すとHeeks教授に論文の書き方を相談すると、頻繁に「フレームワークを実践に適用すべし」と言っていました。当時は「よくわかんねー」と思っていましたが、今は(おそらく)正しく理解できているようなきがします。「概念」をしめしたフレームワークをどのように「方法論」へ変換し具体的な「手順」まで落とし込めるかで、実際にこのフレームワークの使い勝手が決まるだと思います。

そこで、そういう「方法論」や「手順」をまとめた「デジタル技術と国際開発(実践編)」みたいな本を作ることができたら面白いかも!と感じました。まぁいつになるかは分かりませんが、ちょっとトライして行こうかな。しかしいつになるか・・・。

最後にまた「リーン・スタートアップ」から引用です。

・・・一般的な総括マネジメントにおいては、成果が出せないのは計画策定の失敗か計画実行の失敗を意味するからだ。たしかにどちらも大きな失敗ではあるが、いまは、そのような失敗をくり返さなければすばらしい新製品など開発できない時代である。

エリック リース. リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす (Japanese Edition)

「失敗なくして成功なし」ということなので、精緻な計画を建てる前に、失敗してもいいのでやっていこうかと思います。また一つ目標ができたなぁ。

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