「JICA海外協力隊マラウイ隊員とのオンライン意見交換会」(7月下旬~8月中旬予定)

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以前、タンザニアの協力隊と日本企業を繋げるというJICAの企画を紹介しましたが(以下の投稿)、今度はマラウイ協力隊と日本企業を繋げるという企画が予定されています。

上記のタンザニアの企画は、残念ながらコロナの影響で現地スタディツアーまでは実現出来なかったということですが、今回はオンラインイベントというかたちです。

以下、JICAのwebサイトからの抜粋です(ちなみに、下記の文章だけ見ると協力隊が現地にいるように思うかも知れませんが、協力隊の方々はすでに帰国されてます)。


マラウイに進出したい企業の皆様と、マラウイの青年海外協力隊員をJICAがマッチングし、現地における社会的課題解決のためのビジネス展開等を目的とした意見交換の場としてご活用いただくためのオンラインイベントです。
マラウイでの事業展開に関連して「ご関心のあること」「聞いてみたいこと」などに対して参加している隊員と意見交換が可能です。
マラウイでの事業展開のための情報収集、及びビジネスモデルのブラッシュアップの場として、本イベントへのご参加お待ちしております。
なお、本イベントは、JICAが新規事業として検討を行っている「協力隊と民間企業をつなぐマッチングプラットフォーム」の一環として実施いたします。当該事業にご関心がありましたら、参考資料をご参照の上、いつでも資料記載の宛先までご連絡ください。


参加応募企業はJICAのWebサイトからダウンロード出来る応募フォーム(パワポ2枚)を記入し、JICAへ送る必要があります。締切は、7月17日(金)正午ということです。パワポ2枚というお手軽さなので、マラウイに関心のある企業は申込して見てはどうでしょうか?

さて、ここからは関連して日経新聞記事の紹介です。

コロナの影響でオンラインイベントが主流になったことで、こいうイベントを開催する/出席するハードルがとても下がったと感じます。日本でも遠隔授業が始まったりしていますね。

先日の日経新聞に「遠隔授業、『ダイエット』を」という記事が載っていました。国立情報学研究所所長の喜連川優氏の投稿記事で、映像による授業が増えたが、今後本格化していくと、インターネット上のデータ通信量が増加し、通信環境のよくないエリアなどでは、繋がりにくくなるなどの支障が出てくるので、「データダイエット」をしましょうというもの。

Youtubeも利用者のピークとなる正午ごろと深夜の1日2回は、画質を落とすというダイエットをしているという。シンプルに授業動画を流すのではなく、資料だけを画面に写すとか、事前に(アクセスが集中しない時間帯に)動画はダウンロードしておいてもらい、リアルタイムの授業は顔を見ての議論に使うとか、そいうった工夫が必要ということが書かれていました。

5Gになれば、そいう問題も少なくなるのかも知れないですが、データダイエットの知見は途上国でとても有益だと思います。これまでも、通信インフラの弱い途上国向けには、ゼロ・フェイスブックOpera Miniといったサービスが投入されていました。

コロナを受けて途上国でも「遠隔○○」が主流となっていくなかで、データ量を減らす技術(データ通信技術)と共に、データダイエットというアナログな技術(やり方の工夫という意味でアナログ)もとても重要だと思います。もしかすると、データダイエットというアナログな技術は途上国の方が早く吸収し、その方法が日本の教育機関に広まるのかも・・・、というリバース・イノベーション(「リバース・アナログ・イノベーション」とでも言えるのかな?)もありえそうだと感じます。

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