アフリカでのカイゼン普及に関する考察

ブックレビュー
Source: https://www.jica.go.jp/jica-ri/ja/publication/booksandreports/20220210_02.html

ども、Tomonaritです。以前、このブログでも紹介させてもらったJICA緒方貞子平和開発研究所が実施している研究プロジェクト「日本の産業開発と開発協力の経験に関する研究:翻訳的適応プロセスの分析」に、私も参加させてもらっていました。

そして、先日の投稿「破壊的イノベーションにマッチするのはハイテクかローテクか?」で記載したように、この研究プロジェクトで出版する書籍「Promoting Quality and Productivity Improvement/ Kaizen in Africa」の1つのチャプターを寄稿させてもらっています。

その書籍がとうとう完成・出版されたので、このブログでもアナウンスさせてください〰
以下、JICA緒方貞子平和開発研究所のWebサイトからの引用です。

各Chapterの概要

  • Chapter1:アフリカ・カイゼン・イニシアティブ、翻訳的適応の概念紹介
  • Chapter2:日本とシンガポールによる生産性向上運動と翻訳的適応の事例分析
  • Chapter3:アフリカにおけるカイゼンのカスタマイズと制度化の考察
  • Chapter4:エチオピアとチュニジアの日本のカイゼン支援プロジェクトの比較分析
  • Chapter5:アフリカにおけるカイゼン企業表彰制度の評価
  • Chapter6:イノベーションの創出と漸進的(「カイゼン的」)方法の比較分析(←ここを書いています
  • Chapter7:カイゼンを通じた非認知的能力の向上の可能性とデジタル化時代における意義の考察

この研究プロジェクトでカイゼン分野の専門家の方々と交流する機会がありました。普段、ICT分野の専門家と話す内容とは全く違う領域の話を聞けたのは大きな学びになりました。逆に私の話を新鮮がって貰えたのも新しい発見でした。やはり異なる領域の人同士が交流すると新しい発見が双方にあっておもしろい。

また、この論文を執筆するにあたり、ICT4D Labでイノベーションについての話が聞けたり、参考文献を教えてもらえたりしたのが非常に役立ちました。ICT4D Labのメンバーに感謝です!どうもありがとうございました!

ICTと国際開発という異なる領域の掛け算であるICT4Dもある意味その良い例だなぁと改めて思いました。出版絡みといえば、ICT4D教科書翻訳プロジェクトも佳境を迎えつつあります(3月出版予定!)。こちらについては、また別の投稿で紹介したいと思います。

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